一 四弘誓願応報如理(しぐせいがんおうほうにょり)と云(い)ふ事
仰(おお)せに云(い)はく、衆生無辺誓願度は応身(おうじん)なり、煩悩無辺誓願断(ぼんのうむへんせいがんだん)は報身(ほうしん)なり、法門無尽誓願智(ほうもんむじんせいがんち)は智法身(ちほっしん)なり、無上菩提誓願証(むじょうぼだいせいがんしょう)は理法身(りほっしん)なり。所詮(しょせん)誓願と云ふは題目弘通の誓願なり。釈(しゃく)に云はく「彼が為に悪を除くは即(すなわ)ち是(これ)彼が親(しん)なり」とは是なり云云。
(平成新編1861~1862・御書全集0846・正宗聖典----・昭和新定[3]2928・昭和定本[3]2595)
[弘安01(1278)年03月19日~弘安03(1280)年05月28日(佐後)]
[古写本・京都要法寺、戸田妙顕寺]
[※sasameyuki※]