『具騰本種正法実義本迹勝劣正伝[末](百六箇抄)』(佐後)[古写本](秘) | 細雪の物置小屋

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御宗祖御開山遺文DBを中心に投稿します。
[参考]『日蓮大聖人の「御書」をよむ 上 法門編』著者・小林正博
発行所・株式会社第三文明社
『日蓮大聖人の「御書」をよむ 下 御消息編』著者・河合 一
発行所・株式会社第三文明社

   就中(なかんずく)六人の遺弟(ゆいてい)を定むる表事は、先々に沙汰(さた)するが如(ごと)し云云。但(ただ)し直授結要付嘱(じきじゅけっちょうふぞく)は唯一人(ただいちにん)なり。白蓮阿闍梨日興(びゃくれんあじゃりにっこう)を以(もっ)て総貫首(そうかんず)と為(な)し、日蓮が正義(しょうぎ)悉(ことごと)く以て毛頭程も之(これ)を残さず。悉く付嘱せしめ畢(おわ)んぬ。上首(じょうしゅ)已下並びに末弟等異論無く尽未来際(じんみらいさい)に至るまで、予(よ)が存日の如く、日興が嫡々付法の上人を以て総貫首と仰ぐべき者なり。
(平成新編1702・御書全集0869・正宗聖典0370~0371・昭和新定[3]2716・昭和定本[-]----)
[弘安03(1280)年01月11日(佐後)]
[古写本・日俊筆 富士大石寺]
[秘・釈迦諸仏の出世の本懐、真実真実唯為一大事の秘密]
[※sasameyuki※]