『就註法華経口伝(御義口伝) 上 宝塔品』(佐後)[古写本] | 細雪の物置小屋

細雪の物置小屋

御宗祖御開山遺文DBを中心に投稿します。
[参考]『日蓮大聖人の「御書」をよむ 上 法門編』著者・小林正博
発行所・株式会社第三文明社
『日蓮大聖人の「御書」をよむ 下 御消息編』著者・河合 一
発行所・株式会社第三文明社

宝塔品二十箇の大事
第一 宝塔(ほうとう)の事 文句(もんぐ)の八に云(い)はく「前仏(ぜんぶつ)已(すで)に居し今仏(こんぶつ)並びに坐(ざ)す。当仏(とうぶつ)も亦(また)然(しか)なり」と。
 御義口伝に云はく、宝とは五陰(ごおん)なり、塔とは和合なり、五陰和合するを以(もっ)て宝塔と云ふなり。此(こ)の五陰和合とは妙法の五字なりと見る、是(これ)を見(けん)とは云ふなり。今(いま)日蓮等の類(たぐい)南無妙法蓮華経と唱(とな)へ奉(たてまつ)る者は見宝塔(けんほうとう)なり。
(平成新編1752・御書全集0739・正宗聖典0437~0438・昭和新定[3]2784~2785・昭和定本[3]2645)
[弘安01(1278)年01月01日(佐後)]
[古写本・上 富士大石寺、下 京都要法寺]
[※sasameyuki※]