又(また)菩薩と申すは文殊(もんじゅ)・弥勒(みろく)等なり。此(こ)の大菩薩等は彼(か)の辟支仏(びゃくしぶつ)に似(に)るべからざる大人(だいにん)なり。仏は四十二品の無明(むみょう)と申す闇(やみ)を破る妙覚(みょうがく)の仏なり。八月十五夜の満月のごと(如)し。此の菩薩等は四十一品の無明をつ(尽)くして等覚(とうがく)の山の頂(いただき)にのぼ(登)り、十四夜の月のごとし。
(平成新編0812・御書全集1043・正宗聖典ーーーー・昭和新定[2]1193・昭和定本[1]0938~0939)
[建治01(1275)年04月(佐後)]
[真跡・京都本圀寺外三ヶ所(10%未満現存) 身延曾存]
[※sasameyuki※]