本番で得られるもの>100時間の練習で得られるもの | 心に響く音を求めて 今できることを!

本番で得られるもの>100時間の練習で得られるもの


発表会がコロナの影響もなく無事全員参加で終わりました。

8月1日から練習時間100時間を目指して準備してきました。

100時間達成した生徒さんはいませんでしたが
みんなミスなく弾けてもさらに高みを目指して
誰一人飽きることもなく曲と向き合ってくれたことに私自身が一番びっくりしています。



またこれは私自身の経験を通して感じていることですが

100時間の練習で得られるものと
たった1回の本番で得られるものは違います。

100時間の練習でテクニック、表現力、和声感、
リズム感等がよくなりさらにそれが安定したとします。

でも1回の本番で感じられたちょっとしたこと、
あるいは失敗したなと感じたこと、

これらは本番があってこそ初めて感じたり経験したりしたことです。

それは決して失敗でなくこれからの自分の課題です。

例えばコンクールの予選を別会場で2回受けるとします。
1回目と2回目の間が1週間しかなかったとします。

でも1回目でやらかした失敗や本人が感じた感触はたった1週間でも大幅に改善されます。

1回目の失敗は繰り返されません。
本人が緊張の中積み上げてきた経験はすぐに軌道修正できるものです。
それが本番を1回経験した強さです。
だから2回目は更に良くなります。

たった1回の本番で得られたことは
100時間の練習ではわからなかったことです。


ホールで身をもって体験したこと、その時の生の音が耳に残っている間に修正した音は100時間に勝るものだと自分の経験から言えます。




毎回発表会では記念品と共に講評用紙をお渡ししています。
発表会の曲を決めて取り組み始めてから当日の演奏までの感想を書いてお渡ししています。

さらにご本人の感想と保護者様の感想も書いていただいています。

またお友達の演奏から1人選んでその人へのメッセージも書いてもらい
後日私からお渡ししています。

そちらは後日アップします。

発表会後 来年はコンクールに出たいと申し出があった生徒さんが2人います。
どのぐらい、どのように練習したらどんな手応えがあるのかがわかったのかもしれませんね。

その他の生徒さんも更にやる気が出たようで
本番を経験することの重要性を改めて実感した次第です。



ピアノ教室 メゾフォルテ