産婦人科外来の相談で多いのが「おしもの悩み」
特におりものの増加、におい、かゆみなどです



症状が強い場合は、膣培養と言っておりものの中にどんな菌がいるのかを調べる検査を実施します(綿棒で拭うだけ)。大抵は常在菌が原因のことが多いのですが、中にはカンジダという真菌や、クラミジア淋菌ヘルペスなどいわゆる性感染症が原因なこともあるので、その場合は個別の治療薬が必要です。

年齢やsexual activity、症状、おりものの性状などによっても疑わしさは変わるので、明らかにヘルペスだ!というときは検査よりも治療を先行させることも。

で、よくある勘違いとしては
「お風呂のときに、おしもよく洗ってます!」という患者さん
おしもはよく洗わないでください

通常のボディソープはアルカリ性ですが、私たちのデリケートゾーンは弱酸性。しかも皮膚が薄いので、経皮吸収は腕の皮膚の40倍とも。そんなデリケートゾーンをボディソープでごしごし洗ってしまうと、普段私たちの腟や子宮を守ってくれている常在菌まで殺してしまうことになるんです悲しい

なので、専用の洗浄剤で優しーく洗うことをお勧めしています。
私が愛用しているのは、irohaのINTIMATE WASH
適切な洗剤力がありつつ、潤いも保ってくれ、香りも強くないのでお勧め飛び出すハート
使い始めて1年ほどですが、おりものの量も減り、生理中のかゆみなども減ったような看板持ち

あとは疲れやストレスが原因となり、常在菌のバランスが崩れてしまう細菌性腟炎は、早めの治療も有効ですが、規則正しい生活やストレスに対処することも大切ですニコニコ