続き。そんな感じで周囲からプレッシャーや質問を投げかけられる日々滝汗 しかし独身ならそれはそれでいい人いないの?とか、紹介するよとか言われるんでしょうね。そんな中、産科部長は"いつでもいいから今すぐにでも妊娠しろよ--"と言っておりました。今すぐって‥真顔笑 最初はお酒の席だから酔っ払っているのかと思いきや、先生の体験談を踏まえての真剣なアドバイスだそう。先生の奥様も女医で、30代で結婚したもののバリキャリを続けたいから、と妊娠を先延ばしにしていたそうです。気が付いたらお互い忙しくてすれ違い。家で顔をあわせることも少なく、今では半別居状態になってしまったとか。夫婦のすれ違い、きっと仕事だけが原因ではないでしょうが、せっかく縁あって夫婦になった2人だから家族が増える機会があるならば大切にしたいですね。"でも、今妊娠したら赴任先の病院にも迷惑をかけるし、妊婦でどこまで診療行為ができるかわからないし"と反論した私。"そうだ、迷惑かけるし嫌な顔をされることもある。でもそれはいつ妊娠したって同じだ"と言われ、なるほどとストンと落ちました歯 多少時代の流れはあるものの、女が仕事をしている以上妊娠出産の問題は解決しないもの。いつだって周りの支えと助けが必要なら、少しでも体力があって妊娠率が高い今がいいだろう。まだ妊活には至りませんが、できるだけ早く妊娠しようと前向きに考えられた時間でした。

 

また女医友達と話していたとき、彼女は旦那さんに「理想は自分が仕事から帰って来たら、毎日同じ時間に家族揃って夕食を食べられること」と言われたそうで‥"夫婦ともに医者なのに、誰がどうやってそういう状況を実現するのよ---"と荒れておりました。

結局、妊娠出産子育ては女性が我慢しなければならないのでしょうか。やはり妊娠は男性には変わってもらえないし、正常に健康な子が産まれるって当たり前ではないんです。我慢って不適切な言葉かもしれませんが、これだけ女性の社会進出が進んでいて仕事をしているバリキャリウーマンも増えている。私だってずっと働きたい。でも男性よりずっとずっと困難なことが多い。男性は(言い方が悪いですが)まっすぐにコツコツ働いていればそれなりの道や出世がある(ことが多い)。しかし女性はどうしても平等になるはずはなく、女性社員が古い男性上司に意見を聞いてもらうためには、そこそこ容姿が整っていて賢くて人一倍努力してからでないと聞いてもらえないのです。比較的男女の差がなく、無駄なパワハラがないと言われている医者世界でも、やはり"女医だから"というだけで不平等なことはた-くさんあります。医者として成功したかったら結婚も妊娠もするな、女医だからいらない、と言われる現実もあります。私の場合、こういう理由もあって女医の方が重宝される診療科として産婦人科を選んだのも事実ですが。ついで、毎月の生理やストレスによる流産・切迫早産、ホルモン周期による体の不調など、本当に様々なことが難しい滝汗 働く女性を応援したい、そんな思いを持って何か動けたらと思います。