アルバイトで大学の入試関係の業務に就いていたことがある。


短期のバイトで、職場では各地から集められたオバサンたちが日々作業をこなしていた。


ぼくのチームは、そのバイトを何度も経験している人が多く配置されており、慣れた仕事や職場ということもあるのか、弛緩した雰囲気だった。


その中でも特に権力を持った四天王みたいな存在がいた。


彼女たちは率先して仕切ったり前に出たりというよりは、安全圏から石を投げるような人たちだった。

 

 

つづき

 

 

絶対に他人を貶めるという確固たる意志を感じる