私の20代は、
世の中の理不尽さと葛藤していたような...
いつも不機嫌でした。
そんなある日、
ありえない出来事が起きました。
今考えれば、
あれは神様からのサポートだったのかもと思います。
今日はその出来事をシェアさせていただきます。
今から25年ほど前、
付き合っていたH君のお母さんに
お正月のご挨拶に呼ばれ参加しました。
本当は嫌なのに、
その頃の私はノーと言えませんでした。
龍が装飾されたお銚子で、
おちょこにお酒を注ぎ、
家長から一人ずつ順番に飲んでいく。。
ちょうど私の番（最後）になったとき、
とんでもないことが起こったのです。
皆が見守る中、
天井からポトン！と、
虫が落ちてきました。
黒くてテカテカ光る、
嫌われ者のあの虫です。
あれが、私の持つおちょこにダイブして、
ホールインワンしたのでした！
オエー！！
（こんなことって、有る！？！？）
愕然とする私を肴に、
H君のお母さんとお姉さんは
大笑い。
でも私は笑えなかった。
笑えない私を、
誰も助けようとはしない。
すると
「早くしなさいよ！」とお母さん。
（えっ！？・・早くって、
虫入りのまま続けろってこと？！）
「嫌です！」
断固としてひかない私に、
「もぉー、えりはしょうがないなー。」
と言ってお姉さんが立ち上がり、
虫入りおちょこを持って
部屋から立ち去り、
あっという間に帰ってきて、
空になったおちょこを手渡されました。
（洗ってないよね？！
捨てただけ？？？？）
真実がわからないまま
渋っている私に、
お母さんは「うちは（虫を）飼ってんのよ！」
と豪快に笑った。
天井を見ると、
確かににたくさん這っている
壁も歩いている。。
（嫌！
絶対に嫌。絶対に！
もしあなたの立場なら、あなたはできるの？！
お姉さんや物言わぬ家族にそう聞きたかった。）
頭の中では嫌悪と共に、
ご家族への疑問が渦巻いていました。
しかし、
彼のお母さんに融資の保証人になってもらっていて、
10日後から美容院を独立開業する予定だった。
そして私にとってありえない思う行為も、
お母さんにとっては許容範囲内であり、
とるに足らないという事を思い知った出来事だった。
このようなご家族の素行に対して彼から、
「金を貸してもらうために
保証人の機嫌を損ねるな。」と言われていた。
そう言われて、
何も言い返せなかったことを覚えています。
そんな中でも、
お母さんに言い放った
「嫌です」は、
気持ちよかったー
言い放った時はすがすがしいほどだった。
落ちてきたときはビックリしたけど、
嫌なものを嫌とはっきり言うことを
自分に赦すには、
誰もが断るであろう正当な理由が必要だったのかもしれない。
『○キブリが入ったおちょこで飲みなさいという人はいないはず！』
そう確信を持ったことを
今でもはっきりと記憶している。
嫌と言うことができて、
久々に心が喜ぶのを感じました。
はっきりしない私に、
神様はこれでもかというほど
背中を押してくれていたのだと思う。
でも、気づいていなかった。
その時も心地よかったのは束の間で、
結局私は金のためという名目をつけて、
自分を裏切ってしまった。
彼の家族との関係は、
私がある仕組みに気づくまで、
泥沼のような現実が延々と続いていきました。
このように自分を屈して生きている間は、
怒りは静まることがなく、
常に不満を抱えていましたが、
苦しさから逃れたい一心によって、
見えない世界に助けを求めました。
そこから私の世界は開けていきました。
理不尽な思いで苦しんでいる人がいたら、
見えない世界のことについて学んでください。
きっと素晴らしい現実が開けてきますよ(o^―^o)
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