モモコフキアブラムシ | ミトコンドリアのブログ

ミトコンドリアのブログ

散歩で発見したことなど,
自然中心のレポートです

近隣公園の調整池を囲んで生育するアシの葉に、

白い粉を吹いたような小さなものが密に付着していました。

近づいてよくみると、

体長が2ミリメートルに満たないほどのアブラムシで、

有翅型と無翅型が見られます。

 

 

 

夏が近づくと有翅成虫が一次宿主のウメやモモから

ヨシの葉に移動するモモコフキアブラムシのようです。

ヨシの葉には水々しさがあまり感じられないのですが、

水辺に生育する種類なので乾燥害の心配は少ないのでしょう。

 

秋が深まると、有翅成虫が二次宿主のヨシから

ウメやモモに移動して産卵し、卵で冬を越します。

 

宿主を変えるという生活様式は、

彼らの生活にどのような利点があるのでしょう。

複雑な生活環が形成された過程など、

私の中はで謎が深まるばかりです。