道路脇のわずかな地面で、チガヤの穂が熟して
綿毛のような果実をたくさん見せていました。
そしてその果実の一部は吹く風にのって飛び去っていました。
チガヤは地力の低い痩せた土壌でも生育できるので、
裸地などにたどり着けば、
そこに根付いて新たな群落をつくることでしょう。
またチガヤは、地下茎をしっかり伸ばして生育するので、
群生して繁茂する姿が目立ちます。アジアだけでなく、
アメリカ、アフリカ、オーストラリアなど、世界に広く見られることも
強い生命力を持っている証といえそうです。