至高のサッカーを、日本で一番最低なスタジアムで堪能する | ♪

アロマテラピストを目指し始めた妻を、そこはかとなく応援するブログ・・・だったのですが、
子どもが生まれたのでしばらくは「アラフォー夫婦の子育てブログ」になりそうです。
地元仙台やベガルタ仙台の話題も、ゆるゆると更新する予定。

今日は、宮城スタジアムでサッカーJ1のベガルタ仙台VS浦和レッズを、夫婦で観戦してきました。

11月の木枯らし吹く寒空の中、至極交通の不便な宮城スタジアムで、キックオフが19:00という罰ゲームさながらの日程ながら、17,183人ものサポーターが集まりました。(ただ、入場者数が発表されたとたん、後ろの席に座っていたおばちゃんが「ふざけんなよ、だったらユアスタでやれよ!」と叫んでいたのはここだけの秘密。うん、激しく同意)

宮城スタジアムは、デザイン優先のおかげで屋根の構造が中途半端。雨が降ったらほぼ7~8割の人がずぶ濡れになるであろうという中、なんとか天気が持ちこたえてくれたのが不幸中の幸いでした。

ちなみに宮スタは音響も最悪で、スタジアムDJの大坂ともおさんの声や、サポーターの応援もイマイチ響いていませんでした。



この悪条件の中、はるばる宮城スタジアムまで足を運んでくれた浦和レッズサポーターの皆さん。遠いところお疲れ様でした。


当方の座席は比較的前の方だったので、デジカメを最大望遠にすると、結構選手達を間近で撮影することができました。
でも、宮城スタには陸上競技用のトラックがあるので、ユアスタと比べると、やっぱり距離感があるんですよね

とまあ、そんなことをぶーたれている間に、キックオフ。開始2分にウィルソン選手がゴールを決め、おお、今日は楽勝か!?と思う間もなく、6分に失点。さらに31分にも失点し、前半終わって1-2。


こりゃあ、今日は総力戦になるなぁと思いつつ、控えメンバーの様子をチェック。・・・って、なんかみんなものすごく寒そうです。スキンヘッドのブラジリアン・ヘベルチ君がイカ頭になっているのは良いとして、石巻出身の佐々木隼人選手は寒がり過ぎじゃね?とか思いつつ、試合は後半戦へ。

後半開始2分、セットプレーから選手のクロスボールを赤嶺選手が頭で合わせて、2-2の同点に。ところがまたしても59分にレッズに追加点を挙げられ、2-3となり苦しい展開。

手倉森監督は、佐々木隼人選手、柳沢選手、武藤選手と攻撃的な選手を次々と投入し、逆襲を試みますが、時計の針は刻一刻と進んでいきます。


そして後半の45分が過ぎ、アディショナルタイムは3分の表示。


ああ、もうダメかーっと思いかけた残り1分。ウィルソン選手が相手陣内で倒され、フリーキックのチャンスをゲット。クロスボールを警戒し、ゴール前を固めるレッズ守備陣を見てとるや、左サイドに陣取っていた武藤選手への縦パスを選択する梁勇基選手のサッカーセンスに思わず脱帽。ボールを受けた武藤選手はシュートなんだかクロスなんだかよくわからないボールをゴール前に流し込みますが、レッズ守備陣がこれをクリアミス。ゴール前に詰めていたDF石川直樹選手の前にボールがこぼれ、これを石川選手がゴールに蹴り込んで同点。同点。

3-3の同点に追いつき、スタジアムが歓喜に沸きました。


そして直後にゲームセット。


限りなく敗色濃厚だった試合を、なんとか引き分けに持ち込み、勝ち点1をゲットしました。


うん、こういう劇的な感動が味わえるから、サッカー観戦は止められないのですよ。


ゲームに勝ちきれなかったからか、試合後の選手達は浮かない表情。でも試合後のサポーターからの万雷の「ベガルタ仙台」コールが今日の試合の全てを物語っていると思います。


今日も周囲との連携がイマイチだった武藤選手。もう若手じゃないんだから、そろそろ一皮むけて欲しいところです。ほら、君のすぐ後ろに、いいお手本が歩いているではないですか。



最後に、今日は残念ながら出番の無かった中原選手(中央)と、太田選手、梁選手の3ショット。


試合に勝ちきれませんでしたが、ゲーム内容には満足し家路へつきました。


ところがここからが、宮城スタジアムの悪夢の開演です。

いやもうね、毎度毎度のことなのですが、イベント終了後の宮スタは、車が大渋滞を起こして駐車場から出れないのですよ。


仕方がないので、車中でニンテンドー3DSの「とびだせ どうぶつの森」を1時間30分ほど夫婦でプレイして時間を潰し、その後ようやく駐車場を脱出することに成功しました。


2020年の東京オリンピックの際には、宮城スタジアムでサッカーの予選を行うらしいのですが、悪いことは言わないのでヨソのスタジアムでやった方が良いと思います。いやマジで。