家事をやっている時
口ずさむ歌は決まって
“愛は勝つ‼”
どもーアラフォーメルモっす
あれは都内に大雪が降った日
大雪から大雨に変わり
さらに強風ときたもんだ
運悪くとぅけさんの幼児教室の日である
雨と雪が混ざり
シャーベット状になった雪
冷たくて冷たくて
北国の雪と大違いの都内のベチャ雪
駅まで行くのにも遭難しかけた(笑)
幼児教室が終わり帰りの電車の時間
15時半すぎに事件は起こった
まだ帰りのラッシュの時間ではない
とぅけさん最近さらに
言うこと聞かない病パワーアップ
幼児教室の帰り
いつも電車で帰るのだけど
バスで帰れない事にグズグズした
そして降りたい駅で降りなかった事に
グズグズした
引きずりおろして乗り換え
乗り換えた電車は一番前
運転手さんの真後ろに立った
すると運転手さんが見たいとグズグズ
この電車はスモークはってて
運転手さんが見えない
尚且つ一番前には
５人くらいの乗客が立っていて
絶対に不可能だった
何回も何回も説得するが
全然納得してくれないとぅけさん
しまいには
「だっこ～だっこ～」
大雪日である
最低限の荷物を斜めがけカバンにもち
二人の傘をもち
雨ガッパやタオルなどの
濡れたものを入れた
ビニール袋を持ちながら
14キロのとぅけさんを
病気持ちのアラフォーが
かなり揺れる電車でだっこするのは
不可能だった
だっこできないコトを
ゆらゆら揺れながらとぅけさんに
一生懸命説明した
でも納得してくれない
とぅけさんは泣き叫んでいたわけではない
普通に泣いていた感じ
だけどうるさいだろうと思って
とぅけさんのネックウォーマーで
とぅけさんの口をずっとふさいでた
すると突然
うるせーんだよ‼
おっと
とうとう怒鳴られた
普通のうるせーんだよ‼ではない
チンピラレベルのご立腹で
声量もなかなかである
一斉に座っている乗客がワタシを見る
なんと冷ややかな眼差しか
ワタシの周りには男子高校生が5人くらい
あとは30歳くらいのお兄さん
みんな立っていて
みんなお互い知り合いではない
ワタシととぅけさんのやり取りを
そばで見て聞いていた彼らは
怒鳴った人を誰だ誰だと睨んでいた
30歳くらいのお兄さんは
「大変ですよね。でも僕子供大好きです」
と言ってくれた
とぅけさんは３歳半
おとなしい子だったけど
生まれて初めて電車内で泣いてしまった
仕方なくとぅけさんをだっこする
辛すぎる
だっこしながら車内を見渡す
電車の椅子は関東は7人がけ
その向い合わせで計14人いるが
声量的にワタシから見て
一番手前ここの14人ではない
もうひとつ向こうのブロックの14人だな
でも誰が怒鳴ったのか
結局分からなかった
重い荷物を持ちながら
重いとぅけさんをだっこして考えた
３年半ワタシなりに必死に生きて
必死に子育てしてきた
電車内で
ワタシがどれだけとぅけさんをなだめて
説得を試みたかも知らずに
いきなり怒鳴りつけたオヤジ
ワタシは性格がら
言われたら言い返すタイプ
だけどとぅけさんがいる
言い返すコトで
とぅけさんに危害がと思うと
ワタシが我慢するしかなかった
悔しい‼悔しい‼
家の最寄り駅で降りる際
怒鳴られちゃったね‼
イヤミったらしく捨て台詞をはいて
電車を降りた
これが精一杯の仕返しだった
駅でムカつきすぎて
仕事中のまっくんに電話した
わんわん泣きながら
あの世代は弱者に対して強気に出ること
まっくんみたいに旦那がいる家族には
何も言えない奴らだということ
ｵﾚ達より先に死ぬ世代だからほっときな
みたいに言われた
そしてまっくん仕事帰り
ワタシの好物のお菓子を買ってきてくれた
まっくんはいつもこうだ
ワタシは電車内で
キャッキャ遊んでいたわけではない
事情も知らずにいきなり怒鳴りつけてきた
ワタシが電車を
降りれば良かったのかもしれない
だけど16時すぎからは
帰りのラッシュが始まる
大雪で疲れていて
早く帰りたいのもあった
割りきって生きていくしかない
スルースキルを
もっと身につけるべきかもしれない
母は強し‼となれアラフォー
でもさすがに引きずるな
東京は本当に何処の都道府県よりも
冷たいとは思うよ
いい人も多いけど
そのぶんイヤな奴も多い
赤の他人には知らん顔
まぁ別にいいんですけどね