今日は寒かったですね。


ホットカーペットが一畳分しかないので、親子3人で一畳の上にいましたw



∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞


ちょっと復習、めるの担当医とその他

①岡ちゃん先生(男40代前半既婚)

サッカーの岡田監督になんとなく似てるから


②さわやか先生(男30代後半既婚)

さわやかでとにかく優しいから


③女医先生(30代前半既婚)

妊娠してる女性のドクター


④キラキラ先生(男30代前半たぶん未婚)

目がキラキラ、いつも怒られ研修医


《追加》

⑤シャイ先生(男20代後半未婚)

ドクター達の評判がすこぶる良いスポーツマン研修医。

とにかくシャイ。
目を合わせたいのになかなか合わない。



《その他》

・俳優先生(男30代後半既婚)

端正な顔立ちの産科ドクター


・つるつる先生(男20代後半既婚)

理学療法士。めるのリハビリ担当





ある日、さわやか先生から



『お話があるので、ご主人仕事終わったら病棟に来てもらうことできますか?』


と言われた。



まっくんは入院から退院まで40日以上、毎日お見舞いに来てくれた。




奥さん思いの旦那様ということで、ドクターと看護師からの評判は、めるより上々←むかっ




なんだかめるも恥ずかしくなるくらい、

『いい旦那さんですね』

とあちこちで連発された。




まっくんは外ずら良すぎw



ある夜、めるとまっくんはさわやか先生にせまい部屋に通された←ひと言余計




パソコンで、今までのデータを見せてくれた。




そして、ステロイドパルスをやりたいと。



できるなら早めにやりたいと。




≪ステロイドパルス療法≫


抗炎症作用と免疫抑制作用があることから、様々な疾患に対する治療薬として使用されている。



ステロイドの飲み薬など、通常の量だと効果に時間がかかる。



3日間、ステロイドを大量に点滴する方法をステロイドパルスという。



パルス=衝撃



劇的な効果を得るところから、パルス療法と言われる。



とある。




副作用は

・感染症

・ムーンフェイス

・食欲増進

・抑うつ

・骨粗鬆症

・中心性肥満




などたくさん。




まさかやりたくないとは言えず、同意した。




次の日看護師さんが点滴の袋を持ってきて早速開始。



ここの病棟では普通に皆さんパルスをやっているみたいで、看護師さんも慣れている。




3日間続けたけど、特に何もなくおわった。




自分では自覚がないのだけれど、かなりハイテンションになったみたいで、
特にリハビリの、(顔が)つるつる先生が心配してくれた。




カルシウムの数値が減り始め、骨粗鬆症の薬を飲みはじめる。




ムーンフェイスは徐々に出てきた。




のちのち本当にアンパンマンみたいになるんだけど、最初はなぜか、しもぶくれになった。







こぶとりばあさんか?




なんだい、若くないから重力で下の方がふくらむのかいDASH!




本当にトイレの鏡を見てそう思ったw




顔が戻らなかったらどうしようショック!



めるはレディ←一応


かなりあせって気分が落ち、いろんな看護師さんやキラキラ先生に聞いてまわった。




ステロイドが終われば、膨らみはおさまると。




その頃、キラキラ先生が、あまりのデキの悪さに飛ばされたか、
研修医の規則でローテーションで科が変わったのか、めるの担当から外れ、膠原病内科に移動になった。




離れたのが結構ショックで、新しい所でちゃんとやっているか心配だった←親心



そして代わりに
⑤のシャイ先生がやってきた。

本当にシャイで、目が合わず、話が続かず。



スポーツマンでかっこいいのに。




アンタそれで医者になるの~大丈夫?とも思った←言い過ぎ




めるは退院までシャイの心を開いてみようと奮起した←余計なお世話




そしてたまーにキラキラ先生に廊下ですれ違い、そのたびに




『キラキラ先生!分かる?めるだよ!

こんなに元気になったんだよ!

先生頑張ってる?めるの事忘れないでね!』




先生はみるみる元気になっていくめるが、最初分からなかったみたいで、驚いていた。




キラキラ先生は自分の脳ミソを指差し



『めるさんはここにいます』



と言ってくれた。



胸に手をあてて



『めるさんはここにいます』



と言ってくれた日もあった。



キラキラ先生はICUの時から毎朝一番に、今日の治療の予定を言いに来てくれた。




研修医にしては年齢が少し高い。苦労してきたのだろう。




彼はミスをするわけではない。


立ち位置が悪かったり、ボーッとしていて、とにかくどんくさいのだ。




でも腎臓内科の看護師さんたちが



『キラキラ先生はいつも夜中の1時すぎまで残って仕事をしている』



と言っていた。




どこまで要領が悪いのか←コラッ



1日中ドクターにくっついて仕事して、心身ともに疲れた後に、いろいろまとめたり、自分の勉強もあるのだろう…




しかし先生はとても澄んだ瞳をしていた。




本当にキラキラしていて、まっすぐめると向き合ってくれた。




どうか今の苦労が報われて、カッコいい一人前のドクターになって欲しいと思う。




腹立つ事もたくさんたくさん言われたと思うけど、もう少し年を重ねたら、感謝する日がくると思うよ。




以前キラキラ先生に



『言われるうちが華だよ~』



と冗談半分で言ったことがある。




でも本当にそう思う。





ここまで来たら、めるもどうせなら、良くも悪くも思い出に残る患者になりたいと思いはじめていた。