店長と思い出のキャンドル | 横濱家系ラーメン神山広報係の不定期日報

横濱家系ラーメン神山広報係の不定期日報

2013年5月11日、大阪府堺市堺区翁橋にオープンした横濱家系ラーメン神山(しんざん)の広報係による「不定期」日報です。
オープンしたばかりのらーめん屋さんをどうか温かく見守って下さい。
宜しくお願い致します。

横濱家系らーめん神山広報係です。

photo:01



暑い日が続きますが皆様いかがお過ごしでしょうか。

暑い日は梅干しが良いらしいですね。

私は甘党なので梅干しは苦手であります。

かといってアイスなどの冷たいものは、知覚過敏のため苦手であります。

夏でも冬でもアイスをパクパク食べれたら良いでしょうが、私は胃腸が弱いので、それはそれで難儀するでしょう。

さて、らーめん神山はおかげさまでお客様に恵まれて良い忙しさの中、オーナー以下元気に営業しております。

特にグルーポン、ポンパレのお客様にはよくご来店頂いております。


本当に有難うございます。

ただ、至らぬ点もあります。

本日も、

お客様 プルルル…「おい!まだ店に行ってねーのに勝手にクーポン券の番号の消し込みしてんじゃねーぞ!」


まことに申し訳ございません。

来店時にお客様のお持ちのクーポン券の番号を確認し、その番号を消し込みするのですが、こちらの手違いで来店されてないのに番号を消してしまいました。

まだ原因は不明です。

おそらく番号の読み間違いかと思います。

以後気をつけます。

申し訳ございません。


後は、らーめんが辛い、塩っぱい。

周りに風俗店が多いので行きづらいなど…



もちろん、美味しかった!また行きたい!と言った有難いコメントも頂いてます。


あれ?


これ前にも書きましたね。


そうそう。


店長と話しをしていた時にお聞きした話です。

photo:02




昔むかし…

店長が自宅の押入れから店長と店長妻との結婚式で使ったキャンドルを発見した時のこと。

店長「わぁ(´・∀・`)ノ懐かしい!こんなとこにあったんだ!」

店長「このキャンドル…結婚式を思い出すなぁ…あれ、このキャンドル、一年単位でメモリが打ってある…そうだ!今年は結婚12年目だから、12のメモリまで火を灯そう!」キャッキャッ

リビングに移動し、テーブルにキャンドルを立て、火を灯す店長。

店長「懐かしいなぁ…色んなことがあったなぁ…」ジワ~…

ガラッ!

店長「あ!店長妻!」

店長妻 「 ?」

店長「あ!これね!結婚式で使ったキャンドルだよ!懐かしいだろ?メモリがついてて…」

店長妻「店長!何下らないことやってんの⁉バカじゃない⁉」

ポイッ!ガサッ!

店長「…あ…ゴミ箱に…酷い…」

店長妻 スタスタスタ…バタンッ!


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広報「いやー!面白いっ!てか店長ってロマンチストっ!」ギャハハ!( •́ .̫ •̀ )ノ

店長「結婚してもね、長い年月が経てばこんなもんすよ。」

店長「女性の方がね、なんかこうさっぱりしてますよね。」

広報「ふーん…そういうの分かんないすね。」

店長「そのうち分かりますよ。」


とまぁ普段店長はお客様には無愛想なくせに私にはよく喋りかけます。この話をしてた時なんか、広報は一生懸命ポンパレとグルーポンの番号の消し込みをしてました。

心の中では、

広報〝あー店長うざいわ…なんで今喋りかけるかなぁ…今忙しいんだけど…〟

と思ってましたが、聞いてると面白かったです。


店長はなかなか興味深い方です。

店長「あー広報さん?ちょっとお聞きしたいことがあるんですが…」

広報「え?なに?いきなり…」ドキドキ…

店長「らぐじゃりってなんて意味ですか?」

広報「らぐじゃり?」

広報「なんの呪文ですか?」

店長「向かいの店の看板にあるじゃないですか!」

広報「Luxuryですか。」

店長「なんて意味ですか?」

広報「え…なんだろ。ラグジュアリーはラグジュアリーすよ。優雅とか?なんかお金の匂いのする優雅な感じですかね。」

店長「え?優雅?優雅なんですか?」

広報「まーそんな感じじゃないすかね。」

店長「はー勉強になります。」

広報〝なにこの人?だまってらーめんでも湯がいてろよ〝

店長「あ、後、どぅーいっとって何ですか?」

広報「どぅーいっと。」

店長「はい。あのカラの曲で出てくるんです。」

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らーめん神山には浜松から持ってきたCDラジカセがあります。その中にたまたまカラのCDが入ってました。お店の人間は店内でかける音楽に興味がなさ過ぎてたまにCDをかける時はひたすら同じカラのCDをかけ続けています。
個人的にはメタリカのFuelとからーめんに合いそうなので、一度かけてみたいです。
ギミフー!ギミファー!ギミダボチャリザー!麺ツ!

えと…
カラ…Kara?Kala?韓?
何年か前に流行った韓国の姉さんの団体のやつです。
あまりに店内でかけ続けため広報はすっかりファンになりました。

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で店長はカラの歌詞について質問したようです。

広報「Do itは、やれ!じゃないすかね。」

店長「殺れ?」

広報「なんか違いますね。やれ!しろよ!みたいな…難しいな。」

店長「犯れ?」ニタニタ

広報「そんなの歌詞で使わないでしょう…」

広報「その前後の歌詞はなんですか?」

店長「あいきゃんてる あいらぶゆー…とらいとらい…どぅいっと…」

広報「てめーが好きだって言っちゃおう…よし言ってやる。やっちゃえやっちゃえ…。」

店長「犯っちゃえ⁈」ニタニタ…

広報「あー違います。〝勇気を出して告白しよう〝の〝しよう〟にどぅいっとは当たるんじゃないですかね。」(適当だけど良いやどーでも…)

店長「ふーん…なんか難しいですねぇ…」

広報(分かんねーか…僕説明下手だからな…てか店長はもっと他に考えることねーのか…)

この時は、こういった微妙な質問がやたら続きました。


そして、また別の日のことです。

カウンターのお客さんの会話はすぐそばにいる私たち店員にとっては勝手に耳に入ってくるものだし、コミ入った話は別として、そのお客さんが追加注文しそうとか、もう帰るとか、それくらいの会話には注意してた方が良いんじゃないか…と、店長に意見した時です。

店長「私は調理に専念してますから一切聞こえませんし、興味ないですね!」プンプン!

広報「それでもですね、少しだけでも注意してた方がですね…さっきのお客さんの会話もてっきり店長も聞いてるものだと思ってて…」

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ちなみにこの時、お客さんの会話を聞いてるか聞いていないかで、広報と店長とで大きな業務上の食い違いがありました。
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店長「聞く必要ないです!」

広報「可愛い女の子だったら聞き耳立ててるくせに…」

店長「!」

広報「店長は知ろうとしてないんですよ。」

店長「え?わたしが素人だって??」

店長「俺が素人だっていうですかっ?」

広報「いやいや、素人、玄人ではなく…略」


店長は職人特有の頑固さと関西弁のニュアンスの不慣れさを合わせ持っているので、たまにこのようなややこしいことが起こります。

広報も店長も、この日は連日のお昼から翌朝までの勤務で疲労度がいい感じになってましたので、厨房で若干怒鳴り合いながら口論してました。

しかし、その時、奥のテーブルにはまだお客様が…

ヤバイ!と思ってテーブルの方をチラッと見ると…

妻らしきお客様「あんた!いつまでもあんたが浮気してんのわたしが知らん思てんの!あんたのその彼女にもさっきわたしに言うたこと言えんのか?あ?言えんのかて!?」

だんならしきお客様「まー、もう帰ろうや…」

妻らしきお客様「ぎゎーすかぴーすか!」

よくも悪くもお客様も喧嘩中で、安心しました。

店長とはすぐに、お互いに感情的になったことを謝罪し合い平和条約を締結しました。






日々色んなことがあります。

私たちはらーめん屋です。

でも日々営業をしてると、何をするにしてもまずそれを構成する人間が大事だなぁって思います。


極論ですが、マズイらーめん屋でも行きたくなるお店ってあると思うんです。

味はイマイチだけど、あの店はなんか良いんだよなー。

みたいな。

味は良いけど、あの店はもう行かないっ。

てのもあると思います。

らーめんに限らずなんでも当てはまりそうです。

そういう目に見えないところはその組織にいる人間が作るものだと思います。

例えば、店長と楽しく話してても、口論になっても、その向こうにお客さんが見えるわけです。

僕と店長が今作ってる空気感はどんどん蓄積されたり更新されたりして、お店に溜まったり、染み付いたりして、それをお客さんが感じたりするんだろうって思います。

広報は以前は営業で色んなお店や会社に行ってました。

結果的に、売り上げの良い会社やお店は末端の従業員の雰囲気も良いですし、もちろん社長や店長も良い顔をされてました。

上下関係は、〝なぁなぁ〟ではない程度に仲が良い、もしくは風通しが良かったように思いました。


また、売り上げが悪いとか、こっちの売りたいものが売れないお店や会社は定期的に通って感じた感想は、やはり雰囲気が悪いです。

社長や店長はいつもカリカリしてて、その下の従業員からは上司への不満が常にだだ漏れでした。

鶏たまごみたいに、儲かってないから悪いのか、雰囲気悪いから儲かってないかは分かりません。

「ふん!たまたまだろ。知ったようなこと言いやがって。」

たまたまかも知れませんし、一概には言えません。何年か同じ経験や体験をしてそう思ってるだけです。

生ぬるいと言われそうですが、特にお客さんと店員の距離がゼロに近いところでは、まずお店の人間同志は常に良好な関係でいることが必須だと思います。

こんなこと言うと、

「らーめん神山て中の人間関係悪いんだね。」

とか思われそうですが、んなことないです。

仲が良いというか友人の集まりみたいなもんです。

でも仲が良くなればなるほど衝突の回数も増えます。

誤解を恐れずにいうと、友人であれば相手を尊重して、自分はチト我慢すれば関係は良好なままです。

でもらーめん屋はお仕事なので、問題を避けたり、我慢や尊重だけではだめな時もあります。

相手を尊重するのも大事ですが、相手よりもお客様にとってどうなの?って視点も加算されます。

良い関係を保ちつつ、問題はきっちり前向いて改善して行く。

「客がいるのに店員同士口論してるくせに、なに言ってんだ?こいつ」

はい。

常に精進ですな。


また、今回も長くなってしまいました。

「またわけのわからんことを…。」

とか言われそうです。


らーめん神山はただいまグルーポン、ポンパレにおんぶに抱っこ状態ですが、今度は、「くまぽん」というこれも共同購入サイトですが、次回はこちらに寄生します。

くまぽんさん、宜しくお願い致します。メールもう少し待って下さい。


さてさて、祭り、花火などのイベントも多くなって参りました。

どうか皆さん、熱中症にならないように早めの水分補給です。

無理はしても無茶せず一瞬の夏を楽しんで下さい。

photo:03



すぐに涼しくなって寒い寒い冬が来ちゃいますから。


それではお時間有難うございました。




追伸

コメント書いてくれた方には、感謝の気持ちとして、トッピングをサービスさせて頂きます。

トッピングは、のり(5枚)、ほうれん草、味付けシラガネギ、ネギ、味付けたまご、うずら、になります。

大阪は堺市堺区、翁橋のらーめん神山にご来店頂いた時に、

「アメブロの広報のブログにコメント書いてらやったからトッピングサービスしろ!」

と仰って下さい。

良きに計らいます。







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