おとといの話ですが…

2014年に43人の生徒が失踪・殺害された

事件に関する抗議活動がありました。

 

ざっくりまとめると

2014年、Guerrero州で抗議活動に

参加しようとしていた生徒43人が

市長からの指示で犯罪組織の手に渡り

殺害、遺体は焼かれて、川に流された

という、恐ろしい事件。

 

この事件に対するデモは

普通は9月に行われています。

が、おととい行われた抗議活動では

停滞する調査への抗議として

大統領へ圧力をかける目的だったそうです。

 

で、今回はそのデモの人たちが

大統領府(Palacio Nacional)の扉を

トラックで壊すという暴挙にでました。

 

 

 

…こういう過激なデモ活動を見ると

毎度、「目的意識を失っているよな」

と思わずにはいられないです。

 

Zocaloで大規模デモが起こるたびに

歴史的な建物の一部が破壊されたり

スプレーでペイントされたり。

「そういうことする人たちだ」って

こちらも感覚が麻痺してくるけれど

今回の行動は、明らかに行き過ぎ。

 

2014年の事件は酷い話だし

デモを通して

政府の対応を批判することも

この事件を風化させないことも

目的としては正しいと思う。

 

でも

「大統領府のドアを壊そう!」

という発想になっちゃうのって

「他にもっといい方法なかったの?」

って思わずにはいられません。

 

ま、こうやってニュースになって

人々の注目を浴びているわけだから

ある意味、抗議活動した人の目的は

果たされてしまったのかな。

が、それが政府対応の改善に繋がるのかは

正直、疑問ではあります。

 

今日は『女性の日』のデモがありますが

どうか穏やかなデモでありますように!

 

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