なんとも、真面目な話。

前提として、

この文章を書くにあたって

自分の意見を押し付けたり

誰かを批判する目的はありません。

(得意の保険かけ。笑)

 

「たまには英語の本でも読まないとな」

という軽い気持ちで読み始めたToken Black Girl。

 

アメリカで黒人ながら、白人に囲まれて育ち、

その後ファッション業界へ進んだ筆者の自伝です。

 

 

黒人差別って、あるとは聞いていたけれど

「白人が黒人を見下す」

という単純な話ではない

ということが、身に沁みました。

 

白人に囲まれて育った学生時代には

周りに馴染むために、痛みに耐えて

地毛を必死に真っ直ぐにします。

 

その髪型や文化の違いなどから黒人からも

「白人ぶっている」と扱われることに。

全然知らなかったのですが

黒人のセレブって、「あれが本当に地毛か?」

ということで黒人の間で論争になるそうです。

それくらい髪の毛がある種

アイデンティティーの構築において

重要な役割を担っているのですね。

 

白人が基準となっている

ファッション業界に入った後には

洋服のサイズが合わなくて

無理なダイエットをします。
 

はたまた、「多様性」要員として

扱われることともあり

それに違和感を覚えることも。

 

国は変わってしまいますが

たまたま、先日聞いたポッドキャストでは

黒人としてIrelandで

医者・弁護士を目指す2人が

どれほど大変な道のりだったか

これらの分野を学ぶ道に進むことが

白人の人と比較して、どれだけ閉ざされた道であったか

を語っていました。

 

 

残念ながら、メキシコでも

白人至上主義の思想は

未だに根強く残っていると感じます。

それでも、昔よりは良いみたいですが。

 

周りにいるメキシコ人の中では

白人はかなりの少数派なのに

広告に載っているのは、白人ばかり。

 

義姉が大学に通っていたときには

白人の同級生が、原住民の同級生を指して

「あの子はどんなに頑張っても

私と同じ社会階級には

上がって来れないのよ」

と言い放ったそうです。

親の教育、どうなっているんだ。

 

アメリカでも、トランプ元大統領が

未だに多大な支持を得ているのを見ると

多民族国家の代表として

「良い方向に向かおう」

としていたはずの社会が

実はみんなが、同じ方向を

向いていたわけではなかった

ということを見せつけられたようで

なんとも残念な気持ちになってしまいます。

 

 

私が何かをしたところで

社会が変わることはないでしょうが

少なくとも、人種問題にちゃんと目を向け

知識を得ていくことが

私自身が差別をせず

人に嫌な思いをさせないために

必要なことかな、と感じたのでした。

 

珍しく、真面目な話になってしまいました!

 

こういうことって、感じた時に

ちゃんと言語化しないと

記憶から消えてしまいそうで。

 

拙い文章に、最後までお付き合いありがとうございました♡

 

 

▼ ブログ村ランキング参加しています!▼

にほんブログ村 海外生活ブログ メキシコ情報へ