真面目な話ですが、私、所得税かなり払っています。
政府から何か援助していただいている感もないので、
どぶに捨てているような気持ちになります…
しかし、これもここで働く者の義務!と言い聞かせて堪えております。
今日はちょっとややこしい所得税の計算方法についてお話ししようと思います。
出典はこちらのMILENIOの記事。
メキシコでは、所得税はISRと呼ばれています。
所得税額は、自分の税引き前給与が基準となります。
今回は現地採用日本人の一般的給与MXN 20,000と設定しましょう。
表は去年のものですが、ほとんど変わっていないはず…
1.まず、自分の給与が当てはまる行を探します。
Limite inferior:下限額 Limite superior:上限額という意味です。
例えば1行目を見ると、0,01-578.52となっています。
つまり、月額給与が0,01から578.52ペソの方は、この行が当てはまります。
今回は20,000ペソに設定しましたので、6行目のLimite inferior:12,009.95、Limite superior:24,222,31ペソの行が対象です。
2.自分の給与から下限額(Limite inferior)を引きます。
20,000-12,009.95=7.990.05
3.この数字に表一番右の%をかけます。
7,990.05*21.36%=約1,706.67
4.これに更に2から番目のCuota fijaを足します。
1,706.67+1,271.87=2,978.54ペソ
これが支払う所得税の額となります!
割合にするとなんと給与の約15%!
しかし20,000ペソもメキシコで立派な給与なので、
これほどの所得税がかけられることとなります。
働き始めた頃、こんなに所得税持って行かれるなんて…と絶望しながら計算した記憶があります。笑
これに加えて健康保険料も給与から引かれますので、
手元に残るお金って結構少ないんですよね…
それを補うためにフードクーポン(スーパーなどで使える商品券)などが支給されている会社もあります。
さて、私の払っている所得税は、いったい何に活用されているのでしょうか…
きっと永遠の疑問です。