『のら猫の日記』★★
ポニーキャニオン
のら猫の日記
-監督=リサ・クルーガー
-出演=スカーレット・ヨハンソン、アレクサ・パラディノ


スカーレット・ヨハンソンの初主演作とのこと。親を亡くした姉妹が、車に乗ってアメリカ国内
を彷徨う。妊娠に気づいた姉は、一人の女性を誘拐することを思いつく。

いかにもアメリカらしい映画。なので、好きじゃない(笑)でも、現実は受けとめよう。
こんな人達は広大なアメリカに山のようにいるだろう。各地を転々として一カ所にとどまらず、
犯罪を続ける。彼女達のように、やむを得ない事情を抱えながら。親や周りの大人達の身勝手で
子供達は、罪の意識もないまま犯罪を続け、知識もないまま子供を産むことになってしまう。
痛々しいが、現実なのだ。

彼女達が出会うのが、孤独な女性。家族も持たないまま、子供を産んだ経験もないのに、ベビー
用品のお店で働く。孤独な心細い者同士が出会うことで、新たな感情が生まれ出す。子供達には、
大人の、母親の知恵と愛情が必要だ。大人にも、子供達に愛情を与えること、そして知識を伝え
教えていくと共に、自分も成長する経験が大切だ。

スカーレット・ヨハンソンの、ませた気の使い方、子供らしい好奇心と興味が可愛らしい。子供
だった彼女達も、姉は子供を産むことで、妹は大人の感情に触れ、新しい経験をした事で、それ
ぞれに成長したのだろう。経験が、彼女達の今後に良い形で反映されることを望む。牛乳パック
の行方不明の子供達の写真が、日常にありふれた世界だとしても。