『海を飛ぶ夢 』★★★
(2004年・ スペイン )
監督= アレハンドロ・アメナーバル
出演=ハビエル・バルデム、 ベレン・ルエダ
海での事故により若くして四肢麻痺の障害を持った主人公が、 尊厳死 を求める訴えを起こす。
訴えが認められなかった末選ぶ結末。
「安楽死 」ではない「 尊厳死 」を扱った映画。
首から下の身体機能を失ったまま、ほとんどベッドの上で過ごした彼の28年を想像するのは
難しい。他人の助けなしには何も為し得ず、プライバシーが一切無い生活。何気ない言葉や
当たり前に行う行為が 無意識 に彼を傷つける。他人との距離は自分から近づく事ができない
以上、無限大に等しい。そんな生活は彼にとって、透明な壁に囲まれた 刑務所 の様なもの
だったのかもしれない。
「安楽死 」を扱ったカナダの映画に『みなさん、さようなら』という作品がある。この映画
では主人公の老人は、大勢の友達に囲まれたまま明るく最期の時を迎える。だがやはり死に
向かう為の準備は悲しく、人の死は辛い。わかっているつもりでも、簡単に受け入れられる
ものではない。
ラモンの選択は26年の歳月を要し、実行に至るのに更に2年要した。
最後まで「何故自分は死を選ぶのか」と自らに問いかけつつ決めた結末は、彼にとっては正
しいものだったのかもしれない。ただ正しかったとしても、それでも死という現実は重く悲
しい。
そしてこれが事実基づいた話だという現実も重く胸に残る。
公式サイト= http://umi.eigafan.com/
(2004年・ スペイン )

- ポニーキャニオン
- 海を飛ぶ夢
監督= アレハンドロ・アメナーバル
出演=ハビエル・バルデム、 ベレン・ルエダ
海での事故により若くして四肢麻痺の障害を持った主人公が、 尊厳死 を求める訴えを起こす。
訴えが認められなかった末選ぶ結末。
「安楽死 」ではない「 尊厳死 」を扱った映画。
首から下の身体機能を失ったまま、ほとんどベッドの上で過ごした彼の28年を想像するのは
難しい。他人の助けなしには何も為し得ず、プライバシーが一切無い生活。何気ない言葉や
当たり前に行う行為が 無意識 に彼を傷つける。他人との距離は自分から近づく事ができない
以上、無限大に等しい。そんな生活は彼にとって、透明な壁に囲まれた 刑務所 の様なもの
だったのかもしれない。
「安楽死 」を扱ったカナダの映画に『みなさん、さようなら』という作品がある。この映画
では主人公の老人は、大勢の友達に囲まれたまま明るく最期の時を迎える。だがやはり死に
向かう為の準備は悲しく、人の死は辛い。わかっているつもりでも、簡単に受け入れられる
ものではない。
ラモンの選択は26年の歳月を要し、実行に至るのに更に2年要した。
最後まで「何故自分は死を選ぶのか」と自らに問いかけつつ決めた結末は、彼にとっては正
しいものだったのかもしれない。ただ正しかったとしても、それでも死という現実は重く悲
しい。
そしてこれが事実基づいた話だという現実も重く胸に残る。
公式サイト= http://umi.eigafan.com/