三洋を去った技術者の挑戦 サムスンの誘いを蹴り電池開発、揺るがぬ自信 zakzakニュース 2013.03.05
http://www.zakzak.co.jp/economy/ecn-news/news/20130305/ecn1303051407009-n1.htm



上記サイトより部分的に抜粋↓

三洋電機のリチウムイオン電池の開発でリーダー的存在だった雨堤が退社したのは10年5月。会社を辞めるという選択肢を考え始めたのは、パナソニックによる三洋の買収が動き出す以前だったが、決断に際しては、買収も一つの判断材料となった。

自分の考える未来とは違う方向に、会社が進んでいる。そんな感覚があった。

一時は日本の携帯電話向け電池市場でほぼ100%のシェアを誇っていた三洋の衰退は、無残だった。技術者を大事にしない。「やってみろ」とリスクを取る気概がない。いったんやり出したら、なかなか方向転換できない。誰も判断せず、責任を取らない。

「いってみればアクセルを踏むのも遅く、ブレーキを踏むのも遅い。運転にたとえたら、危なくて乗っていられません」


世界の巨大メーカーがしのぎを削るリチウムイオン電池開発競争。巨額の設備投資なしには乗り出せないとのイメージがある。だが、雨堤は「そうでもない」という。「いかにコストダウンを図るか。それそのものが技術開発。であるなら、中小・ベンチャーの果たす役割がないはずはない」

「僕らが目指すのは、世界初のファブレス電池メーカー」。雨堤の夢は、未来に向いている。

むろん、道のりは平坦(へいたん)ではない。

最大の難関は、起業のための資金調達。「ある銀行から、はっきりと言われたんですよ。『われわれはお金のあるところに貸す。お金のないところには貸しません』と。明らかな矛盾じゃないですか?」。損をしてでも貸せとは言わないが、「技術や商売がわかる『目利き』がどこにも見当たらない」。


こういう職人気質の技術者さん達が頑張っている話を聞くと嬉しくなります。モノ作りを本気でやれる技術者が居る日本の未来は明るい!

ただ、先立つものが・・・という話ですが、今後、アベノミクスで資金調達がスムーズになっていくことを期待したいと思います。