こんばんは！！！
まずはご挨拶。
SCANP SEVEN〜南方の兄弟〜
8月4日〜6日
千種文化小劇場
全公演終了いたしました。
本当に、
本当にありがとうございました！！
終戦後
故郷を遠く離れた南方の地に残り、
その国を護るため
命をかけた日本残留兵の物語。
史実を元にしたフィクション。
初めて台本を頂いたとき、
役が決まったとき、
とても、プレッシャーを感じました。
そして、
自分も詳しく知らなかった
この「歴史」を
誰かに伝える機会を頂いた
そのことを
本当に嬉しく思いました。
舞台にはどれも
真剣に立ち向かってます。
けれどその中で、やっぱり、
特別な想いがあって。
忘れちゃいけない、
違えちゃいけない、
伝えなくちゃいけない、
と、思うからこそ…
必ず中途半端にしてはいけないと
強く、誓って挑みました。
今回わたしが頂いたのは
「サリム」という
インドネシアに住む女の子の役。
母は現地インドネシアの人
父が日本人、という
ハーフの役でした。
ロケ写真のオフショット
これ鶴舞公園なんです、すごいでしょ？笑
日本語が喋れるから
現地の人と
日本兵との架け橋的存在
だけど、
日本人のことを、とても憎んでる
そんな女の子
自分に流れてる日本人の血さえ憎い
肌の色が違うことがコンプレックス
でも村のため、国のため、
それを活かせるのも自分自身
辛いこと押し殺して
女を捨てて
立ち上がろうとする
弱いけど芯があって強くて
まっすぐな女の子でした。
本当に素敵な役を頂いた。
一生忘れられない。
今までで一番
好きな役かも知れないくらい。
すごく難しかったよ！！
簡単な物語なんて、
役なんてないんだけどさ！笑
想像するしかできないから。
当時のことも、現地のことも。
でも、事実と違うことを
伝えちゃいけない。
だからこそ
やり甲斐もすごくありました。
この物語を通して
お客様には何が伝わったかな。
平和の大切さ
幸せだと思える生活
当たり前が当たり前じゃないこと
笑っていられること
誰かを想えること
自由があること
それが不自由だということ
好きなものが食べられること
明日を信じられること
みなさんが、それぞれ、
「何か」を
しっかりと受け取って下さったなら
とても、とても嬉しいです。
それがわたしの幸せ。
それがわたしの、
今回いちばん思ったこと。
いまがあるから
平和な世の中があるから
わたしは、お芝居ができてる。
舞台でお客様に
何かを伝えることができている。
ああなんて恵まれているんだろうって。
それがきちんと伝わるかな、って。
全ては
この物語の土台の上に、
歴史があって
今の日本があって
わたしたちに伝わっている。
そんな壮大な縁の物語だ、と
思いました。
8月というこの時期に
上演できたこと
とても光栄に思います。
お声がけ下さった
プロデューサー・座長の憲俊さん
本当にありがとうございました！
いつもこの方の熱さ、熱量に
ついつい引っ張られてしまいます
一緒に良い作品にしたい、と
おこがましくも思ってしまいます
小さいわたしだけど
この素敵な作品の土台を
少しでも支えられていたら
本望です
そして、お写真撮れませんでしたが
演出の小森耕太郎さん
SCANPで3度目、お世話になりました
厳しく、的確に、
指示を出して導いて下さった
感謝してもしきれません。
ありがとうございます！
素敵な脚本を書いて下さった
演劇組織KIMYOの宮谷達也さん
ずっと好きな劇団さんで
SCANPさんがあるから、
宮谷さんの脚本でお芝居ができて
とても嬉しいです
いっぱい、一人一人に
言いたいことが
伝えたいことがたくさんある
あるけど、ちょっとずつにしよう
長い長い自己満ブログに
お付き合い下さいまして
本当にありがとうございます…！
みなさんへの
お礼のはずだったのに(笑)
すみません。。
ただ、やっぱり、
こうして支えて下さる方が
いないことには
お客様に伝えられるものも
伝えられないので
そしてなにより、
お客様がいないことには
お客様に伝えられないので！
だって、いなかったら！
誰に何を伝えると言うの！笑
だから、本当に、
本当にご来場の皆様方には
心からの感謝を。
ありがとうございました！！
可能な限り伝わってほしい
いつまでも、この歴史が
わたしたちの世代でさえ
戦争の歴史は
学んだことでしかない。
経験した世代は
少なくなっていってしまう
それが歴史かも知れないけど
決して、風化させたくない。
伝われ。
小さな劇場からでも
大きく、世界へ
いつか羽ばたいて欲しい
もう一度命を吹き込みたいな…
この物語。
学校公演をしてほしい、
という意見を頂いたのが
本当に嬉しかったです。
そんなことが
実現したらいいのにな…
大変長くなりましたが
みなさま、
本当にどうもありがとう！！
いつも、いつもありがとう！！
実はのんびりしている時間などなく
次に向けてどんどこ
走らねばならないのですが
今日だけは
今日だけはこのまま
のんびりさせて下さい…
明日から
しっかりがんばります
まるで死体のようだ(笑)
ありがとうございました！！！
＊ み ゆ ＊