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この世界には異なる二つの
煌めきを持つ輝きがあります
一つは愛と感謝
もう一つは哀しみです
哀しみがあればこそ
光を知った時のあたたかさが
分かるのであり、
哀しみとは、愛の原石
であると言えます
もし、ここに生まれてから何の苦しみも
迷いも恐れもなく、
何一つ不自由のない者がいたとしましょう
果たしてこの者は光に
気付けるでしょうか
例え良い気分の中、夢うつつで
いられるとしても、
その悲哀を知らぬ者は
跪いて、神に感謝を捧げる情愛は
湧いてこない筈です
何故ならそれが当たり前に
存在するからです
この世界の憂い事は
その愛の輪郭をハッキリとさせる為に
存在します
あなたが今まで
愛や感謝が足りないから、
今の苦しみがあるのだと
申し上げているのではありません
より高き所に昇る者には
よりハッキリと山頂が
見えていなければなりません
すべての行き着く先は
愛と感謝であり、
その道程は人によって違います
ある者は病を経験し、
ある者は災いを経験します
それは、そこからあなたが
何を望むのかという
輪郭探しです
望んでいないはずの病を得ても
あなたの本当の望みが
人から手厚く愛される事ならば
それが叶うでしょう
災いを経験した者は
安心、平和を心底得たいと願うでしょう
本当の望みは何か
病や災いは
それを教えてくれます
あなたが引き替えにしてでも
得たいものとは何か
それを探しなさい
どの道程を通ろうとも
あなたの行き着く先は
愛と感謝しか待っていません
そこに辿り着くまでに
あなたはどんな原石を
手に入れることでしょう
楽しみながら模索しなさい
人生は儚い一瞬の旅路です
大いにあなたの道を登りなさい
