8月29日。
いよいよアイソトープ治療本番当日。
朝から絶食(水分はOK)です。

核医学フロアの放射線科で受付してすぐに診察室に呼ばれました。

マトリョーシカのように厳重に密封された容器の中から小瓶が出てきます。小さい頃よく見たような星の砂とか入ってた小瓶。
小瓶の中にはサーモンピンク&白のカプセルが1つ。それを小さな紙コップに入れて、やはり手には取らずに直接口の中に入れて飲みました。

教授先生と看護師さんの2人に見守られながら、それを3回繰り返して治療終了。
全部で3カプセル飲んだわけです。

ここまでの検査やまだ3日続くヨード制限に比べて本番は本当にあっけない。

「3日間は家でのんびりしてね。もしメインテート飲んでも動悸が治まらなかったり冷や汗が出たりしたら救急にかかってね。迷ったら放射線科に電話して」

食事は3時間経ったらしてもいいそうです。
次は9/10、内分泌科と併せて放射線科も受診します。

あっという間に病院を出られたんですが、ちょっと引っかかることが。

まず、カプセルを飲むお水
自分でペットボトルを用意したんですよ。事前に言われてたので買って持って行きました。お水くらい用意してくれたっていいじゃん、って思ったけど、どこもそうなのかなぁ?
ちなみに検査用カプセルを飲むときは用意してくれたんですよ。でも治療用は1つじゃなくて2〜3個になるから用意してって言われました。

それから飲んだカプセルの放射線量。
きちんと情報が印刷された紙を貰えると思ってたら、紙はおろか伝えられもしない。いきなり3カプセル飲んだんです。
たまりかねて、診察を終わろうとする教授先生に「私、どのくらいの線量飲んだんですか?」って聞いてしまいました。
先生は「ん?13.26ミリCiだよ」と教えてはくれました。
でもその数字、大きめの付箋紙に手書きで書いてあって、机の上に貼ってあったんですよ。

最後に証明書
放射性ヨードを飲んだという証明書も貰えませんでした。3日くらいはデパートのトイレとかに入ると警報器が鳴るって聞いたけど貰えないの?

あんなに検査は細かくやって、制限も厳しいのに、このユルさは何?

しかも私が飲んだ放射線量っていちばん多いレベル。甲状腺はほとんど腫れてないし、ホルモン値や抗体値もそれほど高くないのに。
無顆粒球症の副作用が出て、薬が絶対使えないから、甲状腺の活動性をがっつり抑えて低下症に持っていく方針なのかなぁ?
私の甲状腺(と体)の状態はこの放射線量でいいの?大丈夫なの?って後から不安になったりして。

この地方でもかなり有名な大学病院だし、信用できないわけじゃないけど、説明をして欲しかったです(ToT)

やっぱり伊藤病院みたいな甲状腺専門病院とは違うのかな〜。
医療ってやっぱり、技術や設備が高いだけじゃなくて、患者の気持ちに寄りそうって大事なんだなと改めて感じてしまいました。

教授先生も、ちょっとパーマがきつい葉加瀬太郎みたいな見た目で、一昨日は良さげな印象だったんだけどね〜。


今のところ体調に変化はありません。
(まだ飲んで1時間半だもんね)

ちょっとモヤモヤしてしまったアイソトープ治療本番でしたが、この治療が吉と出てくれれば問題はないのです。
そうであって欲しい。
このモヤモヤ感を吹き飛ばして(>人<;)!


もう飲んでしまったものは考え込んでも仕方ないですよね。心穏やかに過ごしたいと思います…