前回の受診から1週間後の8月20日。

F大学病院を受診しました。

 

ここまでの1週間

ずっと家にこもってヨード制限を守っていました。

外に出たのはお盆の棚経だけ。

マスクして30分だけ実家に顔を出しました。

 

家の中でもマスク、は守れず。

頻繁な手洗い、塩水うがい、就寝中はマスクと首タオルで乗り切りました。

 

幸い熱は出ず、喉も大丈夫。

バセドウの薬も飲んでいないけど、そんなに体調悪くないです。

体重減らないし、体もかゆくないし、手も震えない。

ときどき動悸が気になるのと、体がだるいくらいかな。

下半身がむくんでいる感じ。

 

って言うか、私本当にバセドウなんだろうか?

FT4の数値低かったし、薬飲まずにいても大丈夫だし、足がむくむのって低下症の症状だよね。

こんなんでアイソトープで甲状腺を破壊して大丈夫なの?

 

私は本当にバセドウなんでしょうか、なんていうバカげた質問にも先生は

「TRAbというバセドウを引き起こす抗体が6.6(正常値は2.0以下)で陽性ですからバセドウですよ」

と、しっかり説明してくれました。

 

実は前回の受診時、甲状腺関係の採血結果は時間の関係で出ていなくて本当はこの日にわかったのです。

 

あと気になっていたバセドウ眼症についても確認しました。

この日にわかったTSAb(TSH刺激性レセプター抗体)は293%。

これはバセドウ眼症が起きやすいかどうかを見る値で正常値は120%以下なんです。

 

今は症状は出ていないから、MRIで検査せずにアイソトープを受けるのですが、この先、眼症が出て悪化することはありますか?

悪化した場合この病院の眼科でフォローはしていただけますか?

 

「TSAbの値はバセドウ眼症発症の指標の1つではあるけれど絶対のものではなく、出るかどうかはわからないんです。データもない。

でもアイソトープ後も定期的に受診してもらうから、その時に眼症の兆候が出たらもちろんフォローしますよ」

 

そしてこう付け加えてくれました。

 

「バセドウ眼症に特徴的な症状以外は、あまり心配し過ぎると別の病気を引き起こしますから、気にしすぎないように」

 

そして肝心の採血結果は

6/12→6/20→6/27→7/2→7/27→8/8→8/10→8/13→8/20

白血球 3200L→5800→4900→4400→3300L→2800L→1900L→3800→4800 (3300~8600)

好中球実数 検査せず→4002→3469→2800→1982L→2268→912L→1800L→2600  (2000~6000)

 

白血球も好中球も正常値入りです(^^)

 

「もう普通に抵抗力ありますから、普通の生活をしてもらっていいですよ。

普通の風邪は引くかもしれないから、来週のアイソトープまで気をつけてね」

 

風邪をひいたりするとバセドウの症状が悪化したりするんですって。

アイソトープ前は薬も飲めないしね。

 

そう。

私は無顆粒球症の副作用が出たために、メルカゾールもプロパジールも飲めない。

ヨウ化カリウムは大丈夫だけれど長くは使えない薬。

先生によるとヨウ化カリウム3週間しか使えないのだそう。それ以上使っても効果が得られないんだって。

 

以下、青字は先生からのお話内容。

 

アイソトープは体の中から甲状腺を放射線で破壊する治療法。

破壊されると甲状腺の中に溜まっていたホルモンが放出されて、一時的にバセドウの症状が悪化することが多い。

その程度がひどいと甲状腺クリーゼという状態になり、致死率10%の危険な状態になるかもしれない。

私もそうなる可能性はゼロではない。

 

アイソトープ後1ヶ月は要注意で、頻脈や高熱や精神症状が出たら、救急に駆け込むこと。

 

薬が使えればメルカゾールやヨウ化カリウムの大量投与ができるけど、私にはヨウ化カリウムしかない。

しかも効果が得られるのは3週間。

アイソトープは手術と違って甲状腺ホルモン数値が落ち着くまで数ヵ月~1年かかる。

だからアイソトープ後にヨウ化カリウムを使うタイミングが難しい

 

そんな話を聞かされて、また不安になってきてしまいました(/TДT)/

 

まあ、でも、手術で声帯に影響が出るのは避けたいのだから

覚悟を決めて受けるしかないのだよね。

 

アイソトープまであと10日弱。

引き続きヨード制限がんばろう。

 

ヨード制限しっかりして取り込み率を高くできたら、飲む線量を少なくするとかできるのかな。

そうしたら甲状腺クリーゼの可能性も限りなく低くなるのかな。

 

外出許可も出でうれしいはずなのに、気分はちょっと落ち込んでしまった受診日でした。