6月30日、土曜日の夕方にM大学病院の救急にかかりました。
紹介状と入院準備の大荷物を持って(と言ってもおおきな紙袋に2つぐらい)
結論から言うと、そのまま帰されました^^;
詳しい問診、目の動きや、手足の麻痺がないかなどの検査をして
「現状、脳梗塞や脳出血などの一刻を争う病気ではありません。
救急外来では耳鼻科の医者もいないし、ここで扱う症状ではないので
月曜日に改めて耳鼻科を受診してください」
えーーー?何それ?
覚悟を決めて入院する気満々で来たのに!
しかも紹介状を書いてくれた個人耳鼻科の先生は予約を取ってくれたわけではない。
M大学病院は日本有数の権威ある大きな病院なので、月曜日は朝イチで来て、かなり待つ覚悟で受診しなければいけない。
なんだかな~。
あの個人耳鼻科の先生、なんだかな~。
すごく心配してくれた、というのはわかるんだけどもさ~。
めまいでフラフラのこの状況で、こんなドタバタさせられて、体力と気力をすごい削られたよ(T▽T;)
落ち着いて考えてみれば
M大学病院の救急科の言うことは至極まっとうです。
ここは救急救命のための病院だもの。
そりゃそうですよね、と頭の中がクリアになった今ならわかります。
そして7月2日の月曜日。
旦那さんが仕事をお休みして朝7時に家を出発しM大学病院の耳鼻科へ。
新患受付をしてまずは予備診察(こんなんあるのね!)
若い男性医師はうつ病、バセドウ病、メニエル病とここまでの経緯をすごくしっかり聞いてくれて好印象。
「せっかくなので甲状腺の値も一緒に調べておきましょうね」と採血へ回されました。
ここの採血の看護師さん、すごい上手でした!
私の血管はすごく細くて出にくくて右肘内側一か所しか針が刺せる場所がないんです。
先週の水曜日から連続で採血や点滴を受けて、しかも何度も刺し直されるので、内出血で右肘内側が真っ黒になってました。
こんなんで血管探せるの?っていうくらいだったのです。
なのに一発で、しかも全く痛みを感じないくらい、痛点を避けて採血してくれたので、感動してしまいました。
次に聴力検査。
今回も異常なし(うれしい)
そして本診察です。
年配の貫禄たっぷりの男性医師でした。
フレンツェル眼鏡で眼振を調べて、
「うーん。そんなに眼振ひどくないねぇ。
入院したい?したくないよね、このくらいなら」
あ、やっぱり?と思いました。
そうなのです。
実は前日あたりからめまいがグッと楽になっていたのです。
まだ刺激の多いものを見たり、動き回ったり、疲れてきたりするとフワフワするのですが、そのめまいも程度が軽くなたのを感じていました。
めまい発作が始まった週の辛さを10とするなら、先週は8くらい。そして今は4くらいの辛さ。
「でもまあ、内耳のMRIは撮っておいてもいいかもね。
入院させてくれって紹介状に書いてあるけど、外来でもMRI受けられるし、その方がいいでしょう?
北海道や四国からMRI撮りに来る患者さんはたいへんだから入院してもらうけどね」
その後、また予備診察の部屋に呼ばれて、MRIを8月30日に予約しました。
2ヶ月も先ですが、めまいが完全におさまってもメニエルの人の内耳はMRIに浮腫みがしっかり写るそうです。
MRIの結果を聞きに来る日も予約を入れて終了。
血液検査で甲状腺、その他の値もわかったので記録しておきます。
カッコ内は正常値
【甲状腺関係】 5/27→6/27→7/2
FT3 8.43H→3.72H→2.94 (1.71~3.71)
FT4 2.09H→1.38→1.23 (0.70~1.48)
TSH 0.01>L→ 0.01>L→ 0.003>L (0.35~4.94)
TRAb(6/12追加採血) 8.6H→検査せず (2.0以下)
FT3とFT4が正常値に入ってます。
TSHは相変わらず低いですが、FT3、FT4より数ヵ月遅れて反応するそうなので今後に期待。
【肝機能など気になる数値】 6/12→6/20→6/27→7/2
AST(GOT)18→16→20→21 (13~33)
ALT(GPT)25→26→33H→35H (6~27)
ALP231→240→253→262 (115~359)
γ-GTP21→21→18→21 (10~47)
K(カリウム)5.1H→4.8→5.2H→4.8 (3.6~4.9)
白血球3200L→5800→4900→4400 (4000~9000)
好中球実数検査せず→4002→3469→2800 (2000以上)
肝臓の値がじわじわと悪くなってくてる気もする…
心不全要因のカリウム値が正常値に入ったのはよかった。
8時前に新患受付をしてからここまで3時間半くらい。
思っていたより時間もかからず、初診であれだけ検査をしたのに診療費もそんなにかかりませんでした。
なんだか、さすがM大学病院!って感じでした。
MRI検査までのメニエル治療については、状態が今のままなら地元の耳鼻科でいいと言われました。
メニエルの薬が残り少ないから、もらいに行きたいけれど
これまでのゴタゴタで、もうあの個人耳鼻科に行くのは嫌だ!
という気持ちになっていましたので
次の日にバセドウでかかっている総合病院の耳鼻科にかかり1ヵ月分の薬をもらいました。
ここでも眼振は少しありますね、ってことで薬の種類も減りました。
最初からこっちにかかっていればよかったかも…
しかし1ヶ月分のイソバイドの破壊力よ( ̄▽ ̄;)