水を孕んで膨らむ -7ページ目

足の長さ

私、笑えるくらい足短い。
多分30cmくらいしかないと思う。
同じ身長の人が集まったら、その中でダントツの最短だと思う。
売ってるズボン全部長い。
割り引いてくれと思うくらい、裾あげで切る。
切った布でペンケースくらい作れると思う。

いまどきの子はなんで皆、足が長いんだろう。
小学生とか、モデルみたいにホットパンツをはきこなしている子の多いこと多いこと。
食べ物が違うのか?

たまに思い出したように短足に心を痛めている。
気にならない期間もずっと足は同じように短いのにね。

ちゅうに

私が常に嫌な気持ちなのも周りが怖くてどうしようもないのも、すべてこの過剰な自意識のせいだ。
自意識を捨てて無為に生きたい。
そしたら周りが皆自分をわらってる妄想に囚われても平気だし、
よく見せようと思うこともないからデブスでも気にならないし、
なんて素晴らしい世界。
ずっと願ってるのに、捨て方がわからない。
このところ、人間と触れ合わなすぎて余計に酷くなった。
会社ではうまく歩くことすらできない。
ナマケモノみたいな速さでしか動けない。

でもなんか、自意識を捨てれば幸せになれると盲信するのは、たしかに宗教的だね。
周りが皆敵に見えるんすwwwって同じバイトの人に言ったら、引いたみたいに笑われて、慰められた。
そういうこと言っても大丈夫な人も見極められてないんだから、私はほんとくずだよ。

意地悪と好奇心と

いわゆるオタサーの姫を最近よく見かける。

きっと以前からいたはずなのに、最近よく見るというのは、

カテゴライズ系イラストの流行により、わかりやすく図解されることによって

目につきやすくなったのかもしれない。

また、その存在が広まったことで、それ自体が流行と化して

積極的に紅一点を置く集団が増えたのかもしれない。


オタサーの姫。

実際その集団がオタサーなのかはわからないけれど、

でもやっぱりオタサーの姫と認識される女子がいるからにはオタサーなんだと思う。

だってサッカー部とそのマネージャーではないもの、絶対。

垢抜けた男子たちの中に垢抜けた女子が一人いたらサッカー部だけど

垢抜けぬ男子の中に垢抜けぬ女子が一人いたらそれはオタサーでいい。


オタサーの姫は聡明でしたたかだと思う。

モテないモテないと嘆きながら

その照準を俗にいうカースト上位のキラキラしたメン達に当て続けるよりも

飛び込めばちやほやしてくれる集団に入れば

主役でいられて自尊心も保たれる。かもしれないし。

そして、その面倒くささとか、周囲との比較とか人からどう見られるかとか

そういうのをものともしない精神力を持っているのだ。


ただなんだろう、美男美女のオタサーを未だかつて見たことがないからなのか、

ドラマ性が失われて、そこで発生する男女のドロドロは凄まじく生々しく感じる。

昔の田舎の隠された風習、とかそういうのに通じるほの暗い生々しさ。

そういう生々しい暗さに怖いもの見たさを刺激されるから、

オタサーの姫を見つけると非常に興奮する。


そして根本で見下してはいるんだけど、

かくいう私はオタサーの姫にもなれないデブスなので

オタサーの姫様には、全く負け犬の遠吠えだと思っていただいて構わないのである。