お前なんか鬼の血となり肉となれ | 水を孕んで膨らむ

お前なんか鬼の血となり肉となれ

信号待ちしていたら、自転車に乗った男が目の前を横切りながら、邪魔なんだよてめーらよぉぉぉ!!!って怒鳴っていった。

たしかに人がいっぱいいて走りにくかっただろうけれど、道路交通法で自転車は車道走行と決められてます。しかも進行方向右側通行も基本的に違反です。

見ず知らずの不特定多数にいきなり罵声を浴びせることができるのは気が違っている人だけだと思っているけれど、
それでも道路交通法とか持ち出して心を武装しないと、急に怒鳴られたショックは消えない…
センシティブ…

通りすぎて行った男は声こそおじさんだったけれども、服は中学生が好んで着るような英字がプリントされた黒いパーカーにだぼだぼの黒いカーゴ、キャップを被り、安っぽいウォレットチェーンを着けていた。ママチャリ。一昔前のギャル男のなり損ないのようだった。

おじさんだと仮定して言うと、私は明らかに世の中にそぐわない格好をしている成人を差別している。
なんでわざわざそれ買った?っていうぺらっぺらの合皮とかサイズが合っていないのに真新しい赤いチェックのパンツとか。
センスが良い悪いの問題ではなく、その人が着ている意味がわからず、脳が拒否するタイプの服たち。
本当にセンスの良し悪しとは別のところにあるんだよ、あの違和感は果たしてどこからくるのか。

今日の件で、やっぱりそういう服を着た人に近づくべからずこわやこわやという気持ちが強くなりました。