月の始まりを

「おついたち」と呼するのが好きだ。

新しい月が始まる。

なにが起こるか

なにを起こせるか

わくわくする。

過ごせた月に感謝するため

八幡さまに会いにゆく。

「おかえり」なのか

包み込むような笑みなのか

鳥居の前に立つと大きな力で引き入れられる。

ここが大好きだ。

帰ってくるたびに思いが溢れる。

心地良さが体を巡る。

護られるとはこういう感覚なのだろう。

自分を大事にしよう、と

大事にするんだよ、と

風や水や樹樹から教えられる。

また帰って来よう。