6月1日月の始まりを「おついたち」と呼するのが好きだ。新しい月が始まる。なにが起こるかなにを起こせるかわくわくする。過ごせた月に感謝するため八幡さまに会いにゆく。「おかえり」なのか包み込むような笑みなのか鳥居の前に立つと大きな力で引き入れられる。ここが大好きだ。帰ってくるたびに思いが溢れる。心地良さが体を巡る。護られるとはこういう感覚なのだろう。自分を大事にしよう、と大事にするんだよ、と風や水や樹樹から教えられる。また帰って来よう。