ワレワレハ

ブッサンテンガ スキダ

ホッカイドウガ キタ

白雪ふきんを買いに行った。

一日一目的を遂行するため、キッチン売り場にだけ向かった。

踏み誤った。

キッチン売り場は催事場の真横だ。

お隣さんからええ香りがする。

どれどら、家族に土産でも買って帰るか。

これは不可抗力だ。

わたしは白雪ふきんを買いに来ただけのつもりだ。

ぐるりと一周、Uターン、着地。

撫子色と生成色の「いちご大福」、「つぶ貝串」を持ち歩いていると試食に呼び止められた。

これ食べな、これも美味いよ、今ハンバーグ焼いてるから待ってな。

なんだこのもてなしっぷりは。

これはまるであの頃のわたしだ。

ただいまぁ、お腹すいたよ、なんかない?のわたし。

次々と楊枝を差し出してくれる。

美味しい!が止まらない。

お客さんがどらどれと集まって来た。

シュウマイと餃子に冷凍ハンバーグを買って輪の中から退散した。

お代の端数と袋をサービスしてくれた。

断っておくがわたしはサクラではない。

なかなか良い仕事をした自信はあるが。

満足満足、満腹満腹。

さてと帰ろ。

ただいまぁ、白雪ふきん買い忘れたよ、明日また行って来る。