自分で題しておいてなんだが。
饅頭は、なぜ「頭」なのだろうか。
ぞわぞわするからググる。
起源は中国、発端者は諸葛孔明。
川の神を鎮めるために人身御供として人頭を納める風習が地域にあったらしい。
それはいかん!
言ったかどうかは知らん。
とにかく諸葛孔明さんは習わしを改めた。
マトンやポークを小麦粉の皮で包んで人頭に見立てて捧げた。
羊や豚ならいいのか。
ぞわぞわするが、ベジタリアンではないので抗議は控える。
デパ地下に〝にら饅頭〟が出店していた。
松葉色の香りにそそられて立ち止まった。
「おねえさん、焼きたて入れてあげるよ」
おねえさん、に気を良くしたのか。
焼きたて、に気を惹かれたのか。
「6個、いや8個入りください」
鉄板から熱々の饅頭を入れてくれた。
「おまけの餃子、食べてみな」
元、おねえさんのほかほかの愛情が嬉しかった。
饅頭のいわれを思い出しながら、手を合わせて美味しく頂いた。