天気予報では傘マークがついてた。
気になったが、やはり、その通りの天気になった。
しかし、今日の雨は祝福された雨らしい。

熊野古道とは、熊野三山(熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社)
への参詣道のこと。
これから、熊野那智大社を目指して登ってゆく。

熊野の、くまとは深く鬱蒼(うっそう)とした森を表し、
更に、隠りの地、黄泉の地、蘇りの地でもあるらしい。
多くの神々が、生まれ、結ばれ、産み、旅たつという生死の物語がある。
写真の奥の山々は那智原始林である。

雨は、意外と強くザーと音を立てて降ってる。
滝の水で身を清められてるような気持ちになった。

西国第一番札所 「青岸渡寺」は、如意輪観世音菩薩を祀る。
権現とは「仮に現れる」という意味。
仏が衆生を救済するため、神の姿をとって現れるという。
ここ熊野は、神と仏を相続した神仏習合の霊場である。

この門の先は、世界遺産熊野那智大社、
伊弉冉尊(いざなみのみこと)とも言わる夫須美神(ふすみのかみ)
を祀る。

「 総じては神の助けによる、自らを慎み、慈しみを施せば、
徳はめぐり来り喜びは更に加わる。 」

夫須美とは、「結び」であり、生成発展という意味の、
「産す霊」(むすひ)を意味するという。


神武天皇の建国説話にみえる鳥。
天皇が熊野から大和に侵入しようとして山中で
道に迷ったとき、アマテラスオオミカミが八咫烏を
つかわして、天皇の軍を導き、
山中を抜け出させたという。