初めて愛した人 は

特攻隊員でした ───



母と2人で暮らす、高校生の百合。
親や学校、すべてにイライラして
不満ばかりの日々を送っていた。

ある日、その不満は爆発 ダッシュ
進路をめぐって口論となり、
これまでの不満を母親にぶつける。

家出した百合は、近所の 防空壕跡 で
雨宿りをするが..
いつの間にか眠ってしまう。
 エ?! 防空壕跡とか..  怖くね?!=͟͟͞͞(꒪ᗜ꒪ ‧̣̥̇)

目が覚めると。
防空壕の様子が違っているのに気づき
慌てて外へ出ると、見知らぬ光景が
百合の目に飛び込んできた。

そこは、1945年6月
戦時中の日本 だった ─────




 ( 3/11  フォーラム盛岡にて鑑賞 )




エンディングは、この曲のほうがいいな..


「 黒のクレール 」 by 大貫妙子





岩崎宏美さんバージョンも

かなりステキ ·⋆*♪






偶然通りかかった特攻隊員の 彰。 
軍の指定食堂の女将、ツルさん。
食堂を手伝う勤労学生、千代ちゃん。
彰 と同じ特攻隊員の
石丸、板倉、寺岡、加藤。

皆のやさしさ、強さに触れ、
百合は 自分 を取り戻してゆく。

 彰 に何度も何度も助けられる。
その 誠実さ たるや..
その 優しさ たるや..


  世の男性諸君!!
 爪の垢を煎じたまへ!!

 真顔 大マジよ


そりゃ惹かれてまうわ おーっ!気づき

 彰役の 水上恒司 ( みずかみ こうし ) さん、
 笑うとちょっと ヘンタイチック だけど ハンサム
 っていうかさ?
 ヘンシツシャ  とか  サツジンキ  の役とか
 演じたらハマりそう.. と思うのは私だけ?


でもね。
お相手は特攻隊員。
命がけで戦地へと
勝利を信じ、散る運命 ( さだめ ) 。


けれど。
 好き という気持ちは、
もうどうにも止まらない。

それは。
彰 も 百合 も同じ。
だからこそ、

1日1日が 大切で。
1分1秒が 惜しくて。

相手の名を呼ぶ、それすら愛おしく。
永遠の別れがすぐそこまで迫っても。
一緒にいることを望み選ぶ、ふたり。

離れたくない。
その日が来るまで、お互いの
 “ 命の温もり ”  を、感じていたい。

 ここでぇ いっしょにぃ しねたらいいとぉ
 みちのくぅ  ひとりぃ  たびぃ
 しみじみ のめばぁ しみじみとぉ~ ぅおぉぉ

 サビから違う曲へ変わる、演歌あるある..


ああもおぉぉぉぉ (∩˃ ᗝ ˂∩)💦
こんなん忘れたくても
忘れられんわなぁ.. (・ω・`)


百合 ピ~ンチ!のときにゃあ、必ず
疾風 ( はやて ) のように現れる、彰 ダッシュ

 え? なに? (ˉ ꒳ ˉ​๑)ฅ 気づき
 リアルさが 足りない?
 ··············フッ (ˉ ꒳ ˉ  )


 リアルさに欠けて  大いにけっこう
 戦争映画に リアル なぞ 要らぬ
 現実は はるかに 残酷 ( むごいんだ
 エンタメに そんなん 求めん!!


この世に蔓延 (はびこ) る
あらゆることは、小説より奇なり。

嬉しいことも、悲しいことも。
驚きも、恐怖も。

有り得ないことが、在り得る世界。


 (*ˉ ꒳ ˉ*​)


さて、現代。
現代の百合は、不平不満ばかりで
自分のことしか考えていない。

不平不満が言える環境にあること。
誰かのせいにできること。

平和ボケもいいとこやんなぁ (・ω・`)



そんなことさえ言えない環境に
身を置いたこと、ありますか?


人は、本当につらいとき。
明日をも生きるのがしんどい。
今、この瞬間がもうしんどい。

だけど、本当にしんどいとき。
今日 明日をどうやって乗り切ろう
そればかり考える。

不満になど一切、意識が向かない。


今にして思えば。
消えてしまいたい という
 “ 拗ね ”  のような 気持ちは。

しんどさから幾分、
解放されてからだったように思う。

ぃやそれでも充分、
小学生の私にはしんどかったけどね💦

ほんとよく生きてたよ。
というか..
感じないように生きてたんだな..


 ようがんばったなぁ、小学生の私。
 小学生の私 ( あなた ) が、我慢して 我慢して
 どうにかこうにか
 生きる選択をしてきてくれたから
 今の私は在るよ。 ありがとう。



だからね..
不平不満が言えるって
実はとても恵まれていると、私は思う。

誰かのせいにできるのは
それだけ 己 が
見えていないってことだと、私は思う。

自分のせいだと思うのは
自分を被害者にして
意識的な自分攻(責) めだと、私は思う。



百合もさ、
生きていくことに必死な
そんな時代に身を置いて 初めて。

これまで生きてきた
自分の世界 ( 環境 ) を 見直すんだよね。

たとえその時代を過ごしたのが
一時 ( いっとき ) だとしても。
見直すきっかけとしては、
充分過ぎるほどの経験だよなぁ..


 (*ˉ ꒳ ˉ*​)


我々、いつの時代も。
世の中の流れに翻弄されるけれど。

そんなとき、
 私たちは  “ 世界の中の1人 ” 

ではなくて。
 “ 私の中に世界が在る ”  

そう考えると、
幾分ラクになるって、知ってる? ·⋆·*


私たち1人1人に
世界は存在していて。
そして、
同じ世界は1つとして無くて。

その世界は、自分の内面 ( うちがわ ) 。
内面が 外の世界に映し出されている。

あなたの世界で起こっていることが
私の世界でも同じように
起こっているとは限らない。
むしろ、
起こっていないことの方が大半。


これを
知ってる と 知らない とでは
視点は勿論のこと、思考 や 言動..
あらゆる統べてが違うと、私は思う。

どこに視点を置くかで
その世界の見えるものが違ってくる。

同じ場所に咲く花。
昨日は気づかなかったのに
今朝は気づく..  そんなふうに。
 ね、kaorun うさぎのぬいぐるみ 花

少しずつ、少しずつ、違ってくる。
少しずつ、少しずつ、豊かに調う。


そうだな..
 “ 世界の中の1人 ”  に、身を置くと。

外ばかり見て
他人の目ばかり気になって
先のことばかり考えて
不安や恐れが強くなったりね。

そして、事あるごとに
自分の逃げ場を
物質に求めてゆくようになったりね。


でも。
 “ 世界は自分の中に在る ”
ここに身を置くと。

もう、物質には
価値を見出だせなくなるよ。
その理由は.. ( 続きは Webで   )


経験者は語るのであった..  (*ˉ ꒳ ˉ*​)







「 こんなの間違ってる!
 どうして命を大切にしないの? 」

百合が、
この時代を懸命に生きる人々に
この言葉を放ったとき。

 そこ、否定したらあかんやつ.. (ˉ ꒳ ˉ ;​)

こういうことを言えるって、
やはり平和なんだなぁ..  と思った。

命を大切にしてない、なんて
どうして言えるんだろう。

たしかに..
現代に生きる私たちから見たら
戦時中は
とてもじゃないが尋常とは思えない..

でも、
みな、精一杯、必死に生きてる。
立場によっても、
見方や思考は違えどね。
懸命に生きてる人はいた。


なんなら。
命を無駄にしてるのは
現代のほうなんじゃないのか?
とさえ思う。

けれど、
今だって懸命に生きてる人はいる。


なんていうか..
両方 ( 両極 ) 在るのが 地球 ( ここ ) 。

自分と違(たが) う者を、
批判などしなくていいの。
大事なのは、自分はどうしたいの?
そこだから。



私は、

 何かの犠牲の上に
 それが成り立っている

という思考は好まない。


だが、少なからず..
良いものも そうでないものも
繋がって  “ 今 ”  に続いている。

それは、呪詛 ( のろい ) にも似た
オモイ だったり、カタチ だったり。
イノチ だったり。

受け継いでいるのだ。
 ( あくまでも この世では )


そして 今また、
大きく時代は変わりつつあり
その渦中を生きる選択をした
私たちがいる。

膿出し はまだまだ続くけれど。
この 膿出し は
善くなるための 膿出し だと信じてる。



たしかに..
戦争はほんとうに悲しい。
けれど、
戦争ってなにも
国と国の争いだけではないよね。

自分自身 や 家族
友人 や 恋人 や 職場の仲間

この関係性の中で、
プチ戦争が起こっていないと言える?

物事は、
小さなこと( ところ ) から始まるよ。

だから、見直すんだよ。
コト在る度に見直すの。
自身の心の在りかたを。

だって、
先ずは ここからでしょ?

それを見ずに、
世界平和を願ったって それは、
偽善 ( おもてむき ) でしかないもん。

これが、内側を見ずに
外側ばかり見てる ということだと
常々 感じている シエリ♡ でした。

ではまた (◍•ᴗ•◍)·⋆*


 あ、そだ ハッ
現代への戻り方が、急で。
その上とてもシンプルで。
そう、夢から覚めたかのような。
ほんとに夢だったんじゃないかと。


ぃやあ、私なら真っ先に思うね。

 チュウぐらいしとくんやったぁああ チュー·⋆
 ( 小声 )


 笑笑 泣き笑い じゃね~ (*˘ᵕ˘*)ドーナツ




 。。。よだん  。。。

私は今でも、よう手紙を書く。

一文字、一文字。
丁寧に、丁寧に。
想いをしたためてゆく。

字が下手なのを気にする人も
いるんだけど、それも 味。

昔の人は、
想いを文字に込めて、
ロマンティックな文章を綴る。

そこがとても感性豊かで、
胸をくすぐられるんだよなぁ (˘ᵕ˘ )♡

この物語のラストも..
手紙で初めて知ることとなる
  彰の想い  が、とても愛しかったな。