ギリシャ・イタリアの双子の赤字
“国債市場では、ギリシャ発の政府債務危機はイタリアを揺るがし、ユーロ圏の中核国フランスにまで及び始めた。政府債務と財政赤字が大きく、経常収支が赤字で外国からの資金流入に頼らざるを得ない国が、次々と標的になっている。”
“イタリアはギリシャ同様、政府債務が積み上がり、財政と経常収支の「双子の赤字」を抱える。金融機関が投融資の回収に走る中、経常赤字は市場でも最も脆弱な点とみなされがちだ。”
(日本経済新聞11月16日)
《双子の赤字とは政府・企業・家計のいずれも外国からの借金頼みの状態》
双子の赤字とは、経常収支の赤字と財政収支の赤字が同時に発生していることです。
経常収支とは、海外とのモノやサービスの売買及び投資によって獲得したお金の収支状況を示したもので、主に、貿易収支、サービス収支、所得収支から構成されます。
経常収支が黒字であれば、国内の貯蓄が増加し、政府債務を吸収することができますが、赤字だと、国内にその余地はないため、外国から借りるしかないわけで、一層台所事情は苦しくなります。
財政収支とは、政府の歳入と歳出の差のことです。つまり、財政赤字とは、政府が借金をしないと支出が賄えない状態ということです。
したがって、双子の赤字とは、政府、企業、家計のいずれも外国からの借金頼みになっている状態ということになります。
ちなみに2010年のギリシャの経常収支、財政収支は▲11.0%、▲10.4%(いずれもGDP比)、日本は、2.8%、▲9.2%です。
《日本の経常収支の黒字は所得収支に支えられている》
2010年の日本の経常収支は、17兆円の黒字ですが、貿易収支が8兆円の黒字、サービス収支が1.4兆円の赤字、所得収支が11兆円の黒字となっており、所得収支の黒字が最も大きくなっています。
所得収支は、主に海外から受け取る利子や配当で構成されていますが、経常収支が黒字ということは、その分だけ海外で運用しているわけですから、利子や配当金の所得が増えることとなります。
一方、経常収支が赤字の場合は、お金を借りないと支払いを賄えないため、所得収支も赤字になりやすくなります。
なお、サービス収支の赤字というのは、海外からのサービス購入額が超過していることになり、イメージが沸きにくいですが、海外旅行先での支出などの旅行収支が大半(1.3兆円)を占めています。
“イタリアはギリシャ同様、政府債務が積み上がり、財政と経常収支の「双子の赤字」を抱える。金融機関が投融資の回収に走る中、経常赤字は市場でも最も脆弱な点とみなされがちだ。”
(日本経済新聞11月16日)
《双子の赤字とは政府・企業・家計のいずれも外国からの借金頼みの状態》
双子の赤字とは、経常収支の赤字と財政収支の赤字が同時に発生していることです。
経常収支とは、海外とのモノやサービスの売買及び投資によって獲得したお金の収支状況を示したもので、主に、貿易収支、サービス収支、所得収支から構成されます。
経常収支が黒字であれば、国内の貯蓄が増加し、政府債務を吸収することができますが、赤字だと、国内にその余地はないため、外国から借りるしかないわけで、一層台所事情は苦しくなります。
財政収支とは、政府の歳入と歳出の差のことです。つまり、財政赤字とは、政府が借金をしないと支出が賄えない状態ということです。
したがって、双子の赤字とは、政府、企業、家計のいずれも外国からの借金頼みになっている状態ということになります。
ちなみに2010年のギリシャの経常収支、財政収支は▲11.0%、▲10.4%(いずれもGDP比)、日本は、2.8%、▲9.2%です。
《日本の経常収支の黒字は所得収支に支えられている》
2010年の日本の経常収支は、17兆円の黒字ですが、貿易収支が8兆円の黒字、サービス収支が1.4兆円の赤字、所得収支が11兆円の黒字となっており、所得収支の黒字が最も大きくなっています。
所得収支は、主に海外から受け取る利子や配当で構成されていますが、経常収支が黒字ということは、その分だけ海外で運用しているわけですから、利子や配当金の所得が増えることとなります。
一方、経常収支が赤字の場合は、お金を借りないと支払いを賄えないため、所得収支も赤字になりやすくなります。
なお、サービス収支の赤字というのは、海外からのサービス購入額が超過していることになり、イメージが沸きにくいですが、海外旅行先での支出などの旅行収支が大半(1.3兆円)を占めています。