正攻法でROE追求~コマツ | "MEMORANDUM"

正攻法でROE追求~コマツ

《財務レバレッジに頼らない正攻法の経営》

正攻法の経営~コマツの経営を一言で表すならこうなるだろう。


・主要部品は国内で作る(野路社長)

・顧客とともに改善する(坂根会長)

・借金に頼らず経営効率を高める(藤塚常務)


つまり、国産にこだわり、現場の改善活動を大事にし、財務の安定を重視するのがコマツ流だ。


コマツは、2011年3月期に14%を見込むROEを13年3月期に20%へ引き上げる目標を掲げている。

ROEは、売上高純利益率×総資産回転率×負債依存度に分解されるため、負債依存度を据え置いたまま、ROEを引き上げるには、売上高純利益率と総資産回転率を高めるしかない。


《高精度の需要予測と柔軟な生産ラインがROE向上に貢献》


この2項目の改善に、同社の強みである高精度の需要予測と機動力が貢献している。

高精度の需要予測で設備を絞り込めば資産効率は向上し、柔軟な生産ラインで顧客のニーズに応じた供給を行えば、利益率が向上するからだ。


既に成果は出ている。

総資産回転率は、世界首位の米キャタピラー社の0.7を上回る0.9、売上高純利益率は、キャタピラー社の6%前後に対し、6.8%前後を見込んでいる。


財務レバレッジを弄することなく、地道に取り組む大切さを再認識させられます。