わがまま天使・サトウさゆき(メトロポリス3代目リーダー)■芸能活動引退のお知らせ | J-pop Idol METROPOLIS

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ライブスケジュール

 

お客様各位。

平素誠にお世話になっております。
わがまま天使・サトウさゆき運営でございます。

 

先般ライブ会場でご報告した通り、この度佐藤さゆきが芸能活動を引退し、来春より保育士、いわゆる保母として社会に従事する事となりました。


付言しますと、単なる保育士ではありません。この点については本人が詳細を伏せたいとの事で御説明は控えますが、佐藤の勉学における優秀さと努力の結実には驚嘆するばかりです。まさか佐藤が人生の勝ち組になるとは夢にも思いませんでした。

とはいえ引退を控えた本人は寂しそうで、胸中物悲しい運営の涙を誘います。しかし、何者かになりたいと願いながら何者にもなれなかったアイドル達の屍が累々と横たわる中で、佐藤の今回の達成は、伴走し続けた運営にとって栄誉であり、その歓喜はもはやこれを機に運営を辞めるのも良かろうかと思う程でした。不毛なアイドル運営に初めて充実感を味合わせてくれたのです。

 


佐藤を初めて目にしたのは、当運営がTOKYO IDOL PHOTO SESSIONのファンキーな難波先輩と親交があったことに起因します。当時、ライブや撮影会で傑出した佐藤の可憐さは、彼女が難波先輩の所轄下である事に大いに羨望を抱かせました。(※当時は、です!当時は!)

その頃は志柿じゅみ様(現・momograci)、今野じゅり様(現・じゅりぴ)、白浜ともか様・藤田さき様(現・Res💘Chu)がメトロポリスのメンバーであり、異名「あやぴか」を名乗る太田氏(現・Res💘Chu運営様)がメトロポリスの運営担当でありました。

「さゆきちゃんはメジャー級ですから欲しい人材です。難波さんと交渉をお願いします」
アイドルマニアであった太田氏、「オタクのサラブレッド」を自認する彼の迫真なる所望を信じ、多難の末、難波先生の元から正しき手順にて佐藤を移籍させて頂きました。
(よって今回、引退ライブにRes💘Chu様もお誘いしたのですが、ご都合が合わない様で残念です。)

しかし波乱はそこから始まります。後に知った佐藤のキャラは
①特にモテたいとは思わないし人気にも興味がない。

②女子ならば得意な筈の、本心を偽る芝居ができない。
③イヤなことは即座に拒否し、子供の様に反抗する。

⑤好きなものを目にすると爆音の如き興奮と狂喜を一気に放出。

⑥お客さんはお友達、しかも男言葉で会話するためロマンスは皆無。

 

皆様からすれば「なんだ、単に素朴な子ではないか」と思われるかもしれませんが、以上は「本性を糊塗するのが生業」のアイドル資質の欠如であり、同僚には耐え難い。せっかくメンバーらが聖女に扮しておるのに、佐藤だけが「あたしゃただの人間だ!」と跋扈する。巧みな偽りでお客様を陶酔させる完成度が必要な職務において、メトロポリスが「上へゆく」事を目的とした際、エベレスト級の障害でした。

しかし、そんな佐藤に不思議と愛着が湧いてくるのです。高慢で姑息な女学生に日々辟易している運営からすると「もしかして佐藤のほうが分かりやすくてマシなのではないか」と。

他方、その頃運営には憂慮が生じていました。そもそも「上」とは何であるか?既にメジャーで仕事を20年以上行っていた運営からすると、「上」という言葉が曖昧過ぎる。何を基準に君らは上と言うのだ?有名になるとかテレビに出たいとか凡百な妄想しかなく、どこからが上か、どこからが有名なのかの定義もできない。且つマスメディアの現状といえば、無様な崩壊を初めており、その権威は失墜している。もはや上は、上ではない。更に追い打ちをかけるのは、SNSに溢れるアイドル達の醜聞。

アイドル業界はお客様にとって束の間の気晴らしであることは間違いはありませんが、それ以外は人間の卑俗さを日々証明する無残な獣苑と化しています。今や「誰でもアイドルになれる」時代に成り果て、更には「アイドルにしかなれない者たち」の愚連隊すら出現する始末。

思えば佐藤は既に薄々、そんな狂気に気付いていたのではないでしょうか。だからこそアイドルではなく、昔から心のどこかに選択肢としてあった保育士に舵を切ったのではあるまいか。一見、変わり者に見える佐藤が最も正常だったのではないか。

佐藤は映画やドラマの端役に関し社外から非常に評価されておりました。特にドラマのキャスティングマネージャーが佐藤をとても気に入っていた様で、運営には誠に喜ばしい事でした。

しかし何にも代えがたい事は、佐藤が保育士になりこの国の未来の礎石となる事です。佐藤が日本の子供たちに献身することを、特に運営が、いえ私が喜びに思うのには理由があります。

少しだけ余計な話をさせて下さい。私の父は大正生まれでした。つまり「鬼滅の刃」の時代です。父は東京大空襲も原爆投下も体験し、ともすれば日本と言う国が無くなる国難の時代に生きていました。

ネイティブアメリカンが絶滅させられアボリジニが殲滅された事が真新しかった当時、米英が日本人を根絶やしにすることは充分に現実性があった。よって父も学徒でありながら軍に志願し、兄弟が全て戦死する中、一人だけ生き残りました。

大戦中は友人の母が米軍機に狙い撃たれ、また占領下で義理の祖父は米軍車両に跳ねられ死亡、裁判もなく米側は罪を問われませんでした。今日、米英の植民地とならず人種差別を克服し日本が独立を保っているのは、こうした先人達の忍耐の結晶なのです。

そして先人達が願ったのは日本人の子孫達の幸福と繁栄であり、佐藤が保育士として日本の子供達に注ぐ愛は、まさしく祖先たちの祈りの延長にあり悲願の極みなのです。
7人に1人は貧困といわれる児童達、両親が共働きで愛を満足に与えられない幼児達に、笑いや生きることの楽しさ、可能性を芽吹かせる保育士こそが、日本の次の未来を切り開くと断言して良いでしょう。

佐藤が面倒をみた子供が総理大臣になるかもしれないし、救助隊員になるかもしれないし、新しい天体の大地を踏むかもしれない。そんな可能性の若葉を佐藤は無限に育て続けるのです。彼女がその役目を終えるまで。

以下、佐藤からのご挨拶となります。
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ライブで発表させて頂いた通り、
私、佐藤さゆきは2024年1/7をもちまして20歳の生誕祭と共に、小学六年生から続けてきたアイドルを引退します。
私自身、幼い頃から保育士になることがずっと夢でした。

専門学校に入学し2年間を終えたら保育士の道一本で進もうとずっと心に決めてました。

最近は学校や実習の両立などでライブが少なかったりしていて、

きっと辞めてしまうんじゃないかと予想してた方も少なくないと思います。

私自身も本音を言えば、8年間も続けたアイドルを離れるのは寂しいし、アイドルをしながら保育士として働きたいという思いはあったけれど、

本気で頑張って続けてきた両方の選択肢を中途半端なまま進めたくないと思い、20歳(専門学校卒業)を機に、保育士を選びアイドルは引退することを決意しました。

8年間も活動しているとやっぱり色々な想いはあるし、色々な方に出会わせて頂きました。
私のことを小学六年生から知ってる方や、最近知った方の笑顔を見たく、

運営さんにお願いをして、大好きなアイドルさんやお世話になったアイドルさんはもちろんのこと

思い出深いS.U.BTOKYOさんで主催ライブをやらせていただくことが決まりました。

是非皆さん、来年1/7の生誕祭&引退LIVEに、私の為に会いに来てください。
笑顔でさゆきを見送ってください。
宜しくお願いします。

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今、佐藤はきっと喪失感で寂しいに違いありません。
しかし、それを乗り越えて歩き出せば、自分の人生に間違いはなかった事と、深い意義に気付く事でしょう。

今までのアイドル活動は、いわば彼女の前哨戦であり、真の戦いはこれからなのです。

そのスタートを切る場でもある1/7のライブに、是非皆様ご参集下さい。

そして、保育園という名のライブハウスで子供達がサイリウムを振り、時に遠足という名の野外フェスで笑顔を振りまく佐藤を観れる日を、皆様と一緒に心待ちにしたいと思います。

 

~運営 2024.11.4


【佐藤さゆき生誕引退式】

「Return of 無敵アイドル祭 Vol.54・The FINAL CALL」
会場:中野坂上 S.U.B TOKYO

詳細:

 

■開場9:30 開演10:00(予定)  閉場15:00


■出演
ぽけっとファントム
Village in maier
M4isMite
まなみちょぱ
星乃みれい
メトロポリス
ミクロの決死隊
TJP
彩瀬千聖
別所あみか

こはる
みーちゃん
東京Flavor
わがまま天使サトウさゆき
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