今朝の新聞に、都知事選の区市町村別得票データが載っていたので、
計算してみました。
舛添氏、宇都宮氏、細川氏、田母神氏、
家入氏、ドクター中松氏の6名の得票率のみで、
マック赤坂氏以下10名の得票率の記載はなし。
各人候補者の得票率データから読み取れること。
(1)ドクター中松氏の得票率
23区および24市においては、軒並み1.0%~1.6%の得票率。
ほかの候補と比べて、どの区市町村に強いというのではなく、
まんべんなく支持者が1%台いるということが分かった。
※ただ、有権者数が少ない4町と、島(2町7村)においては、
0.7%の得票率だったり、3%の得票率だったりしています。
(2)家入氏の得票率
ネット選挙を駆使し、ツイッターで政策を募集するという新しい形を
試みた若手候補者。
若者が多く住んでいそうなエリア(都内北部、東部など、家賃が安めのエリア)で
支持率が高いのではと踏んでいたのですが、
結果を見ると、渋谷区では3.6%の得票率。目黒区でも3,1%。
あとは中央区2.7%、港区2.9%。
ネットに敏感で高所得な若い社会人が投票したのかもしれません。
都内北部、東部では軒並み1%台の得票率。
市でも1%台、低いところは0.6%台の得票率です。
選挙後、家入氏は「もっと街頭に立つべきだった」と敗戦の弁を述べていたそうですが、
確かに都内北部、東部、あるいは市部の得票率を伸ばすには
もっと街頭演説が必要だったように感じます。
(3)その他候補の得票率
マック赤坂氏以下10名の得票率詳細は出ていません。
なので、各区市町村で、上記6名以外に投票した率を算出してみました。
これを私は「泡沫率」と名付けてみました。
ただ、6名以外に投票したのか、白票を投じたのか、あるいは無効票なのかは
データがないので、必ずしも泡沫率と呼べるかは分かりません。
さて、23区では泡沫率が軒並み2%台です。2.4~2.9%。
市部では、青梅市の泡沫率が3.1%である一方、
羽村市の泡沫率はたった0.7%でした。
そして、町(郡)や島では、泡沫率が軒並み3%を超えています。
檜原町、奥多摩町、大島町ではなんと5%を超えていました。
ただ、母数が少ない町(郡)や島においては、
舛添氏の得票率がほぼ50%を超えている(利島村では67%!)
ということを考えると、泡沫率というより、白票率と無効率が高いように思えてきました。
舛添氏以下、供託金没収を免れた4名においては
私じゃなくてもきっと誰かがまとめていると思うので、省略します。
最後に、マック赤坂氏の名言を引用して終わりにします。
「私は泡ではない。人間です。」
2014年建国記念日に