毎晩震えて眠る

恐くて恐くてひたすら恐くて頭の中が黒い白で埋め尽くされる

一人きり大丈夫って自分に言い聞かせる

無駄で出鱈目な言葉でしかないのを知りながら呟く



他人の一挙一動にビクビク怯えながら毎日を過ごす

感情とは極力反対の表情で会話する

まるでピエロのようにおどけて明るく優しいふりをする

嫌われないように好きなふりだってする

嘘ではないけど本心でもない模範的な言葉を吐く



感情が壊れたみたいで気持ちが悪い

空っぽで満ちない心を愛してもらえるはずがない



ある日ふいに途切れたなにかを繋ぎ直す術を求めたら求めた事さえ罪のように狂いだした

止まらない恐怖が始まった

他人の言葉が呪いの呪文に聞こえる



諦めを覚えたら思想が底無し沼へ落ちていった


矛盾だらけの願いでがんじがらめになる




助けてください



この手を本当の意味で掴んでください



大丈夫って君が言ってくれたらもう少しだけ信じれるような気がする



時間が足りない