前回の続き。





加害者側の提出期日を大幅に過ぎた、本気で反論してきたのだろうかと疑いたくなる準備書面に、「後出しジャンケン?!」という気持ちになった私は、直ぐに反論を考え弁護士にメールで送った。


しかし、翌日が裁判期日ということで、忙しい弁護士が再び準備書面を作成するのは難しいであろうと、半ば諦めの気持ちでいた。



が、翌日の裁判当日の朝早くに弁護士から電話があった。






加害者側の準備書面に対して、再度補足として反論の準備書面を作成したので確認するようにとの連絡であった。



メールを確認すると、私が前日に弁護士に送った加害者側の準備書面に対する反論が、追加の準備書面


(こちらは提出期日までにすでに準備書面を提出していた為)


として作成されていた。




朝は特に口蓋ミオクローヌスの頭の中を破裂音が響き渡る症状や、現実感喪失症状がひどく思考が働かない。



弁護士は後1時間後までには裁判所に追加の準備書面を提出しないといけないと言う。


思考が働かない呆然とした頭で、何とか確認し、弁護士にメールを送った。



弁護士から、追加の準備書面を裁判所に提出したと報告があった。

間に合った。



追加の準備書面の内容はもしかすると、争点とは言えず必要なかったのかもしれない。





常々、弁護士からは、争点ではないところを争っても意味がないということは説明されていた。




弁護士からすると、加害者からの準備書面に反論できず不完全燃焼のまま裁判が終るのは、私に不満の想いが残ると考えてのことであったのかもしれない。