台風の風が強い日だった。

昨日起き上がれないほど症状がひどく一日横になっていたお陰で、今日は起き上がれ動ける日だった。

身体の中で自己調整しているのだろう。

最近思い出すのは、加害者のわいせつ行為を女性のヨガ講師に伝えたときの言葉だ。

当時は症状が今よりも強く視界も砂嵐のようで、自分と相手の人との間に壁があるような現実感喪失症状だった。

起き上がるのもままならなかったが、ヨガ講師の間では名前がしられている加害者のことをなんとか知らせなければまた被害者がでると、女性ヨガ講師に被害を相談していた。

その中の一人の女性講師が、私に言った言葉で「男性講師と、一対一で講習を受けるのも問題あると思うんですよ」と、私の顔も見ずに放った言葉だ。

その時は症状も酷く何も言わす帰ったが、今振り返ると受け入れられない気持ちになる。

一対一で男性講師のタイ古式マッサージ講習をうけたと、その女性講師の主観だけで自分の考えを述べるが、私は加害者の女生徒からいい先生だと聞き、一対一で加害者から受講した女生徒からもわいせつ行為をするなどということは微塵もうかばないくらいまともな講師だと聞いていた。

そして加害者を私に紹介したのは寺の住職だ。

そして、結婚し家族もいる。

他にも信頼した理由はあるが、加害者を信頼し、一対一で講習を受けた背景を聞きもしないで、自分の主観だけで被害者を責める。

同じ女性としてこの女性講師の心になにがあるのかと考える。

未熟なのか。

以前にも同じことがあった。

一番目の若い女性弁護士だ。

私の場合は加害者からのわいせつ行為が2回ある。

契約前にその女性弁護士に、加害者から講習中にわいせつ行為が2回あったことは勿論話し、その女性弁護士は「こんなやつほっといたらまたやるから」と請け負ったにも関わらず、裁判が始まると、「最初のわいせつ行為があったのにまた続けて講習をうけるなんて同じ女性として考えられないんですよ」という。詳しく理由を聞くことすらない。


最初のわいせつ行為があったときは講師を信用していたため、まさかという思いで、間違えてしまったのかなと講師を信用してしまった。
だが二回目のわいせつ行為で、最初の行為もわいせつ目的たったのだなと気づいたという経緯があった。

理由も詳しく聞きもせず、何度もこちらを責め、理解しようという気持ちはない。

そんなに自分だったら考えられないのなら何故請け負ったのか、契約前に言われてればこの弁護士をえらんでなかった。

ただ当時はPTSD の症状が酷く何故こんなことを弁護士がいい始めたのかわからずとても傷ついた。

結局他の弁護士に相談に行くと、そんなこと弁護士は言わない、おかしいと。

この時もこの女性弁護士は詳しい理由を聞かず自分だったらと私を自分に置き換え、主観で考え、被害者の落ち度のようにいい、傷つける。

結局、この女性弁護士は勝手に辞任し、解約時には「セカンドレイプみたいになっちゃっいましたかね」と悪びれもせず言っていたが、セカンドレイプをするような自分が性被害を扱える弁護士かどうか自分に聞くべきではと思った。

性被害者は自分の落ち度を責めてることが多いとカウンセラーから聞いた。


私も被害から2年間自分のどこに落ち度があったのか頭から離れず猛スピードの時間の中で身動きが取れず一日固まった状態でいた。


大学院付属のカウンセリングを受けるようになり、最初にカウンセラーから言われたのは、「自分を責めてるようですけどあなたに落ち度はないですよ」という言葉だった。

カウンセラーと一緒に私の行動を振り返り、やっと自分に落ち度はなく、常に正しい行動をとり続けたことがわかった。

被害者の背景には多くのことがある。

よく話しを把握せず、自分の主観で簡単に被害者の落ち度を責めるのは、被害者を否定し、間違いなく、セカンドレイプをしている。

被害者の落ち度を責めるのは、わいせつ行為の加害者のことを正当化する理由を探しているように感じる。

性被害は顔見知りから被害をうけることが多いよう。

その関係性、背景をわからずに被害者の落ち度を言うのは軽率で、セカンドレイプになることもある。

セカンドレイプをする方は傷はのこらないが、された方は傷だらけの身体をさらに包丁でえぐられたような傷になる。

私の経験から、セカンドレイプは男性だけではない、女性からのセカンドレイプも多い。

背景もわからないのに、「自分だったら、、」「同じ女性として、、」と主観だけの自分の考えで被害者を傷つける。


本当に被害者の為を思うなら、主観ではなく、理解する気持ちで被害者の言葉を真摯に聴いてほしい。