2ストライクナッシング。
打者が不利のカウントですが
打ち取られる心配は
全くと言っていいほどありませんでした。
ただ、勝負の世界は何があるかわかりません。
私はマウンドに立つ長男に
「ストレート、頼むよ」と
声をかけました。
ピッチャー経験のない長男が
まさかカーブを投げられるわけがない。
でも、一応それも想定しておくために
私は長男にそう声をかけました。
自分の頭の片隅にその可能性を
刷り込ませるために。
これで、どっちが来ても
対応してやるぞ。
ライオンが狩りをするときは
どんなに小さな獲物でも
全力でを追うといいます。
早く投げておいで~~、
ウサギちゃん♪
やはりというか、3球目はカーブでした。
しかし、球がカーブ回転しているだけで
軌道はただのストレートでした。
心配するほどじゃなかったな~♪
(よっしゃ!!!)
左バッターの私のインコースに
かすめるようにむかって来た球を…。
キャッチャーが後ろにそらしました。
私と同じく「子供に容赦ないタイプ」の3塁ランナーが
それでも少しだけ申し訳なさそうにホームへ返ってきました。
キャッチャーが「なんだい!カーブかいや!!」と
長男にむかって言いました。
長男よ、黙って変化球を投げたら
キャッチャーは取れないぞよ(°∀°)b
俺に言われたから
投げたことないカーブを投げたんだな(笑)
さあ、いよいよ勝負の4球目。
すっかり上がりまくっているためか、
ランナーがいないのに、長男は
セットポジションから投げました。
(つづく。)
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