今年3月、長女が小学校を
卒業することになりました。
今週、卒業式がありました。
私は仕事の関係で、卒業式には
出席できなかったんですが、
式が終わったあと、教室で
生徒一人ひとりが家族へ感謝の
手紙を読んだそうです。
出席した妻は「あれが一番泣けた」といって、
その手紙を私に見せてくれました。
「おかあさん、おとうさん、おばあちゃんへ」
と書かれていました。
おかあさんへはいつも優しくしてくれてありがとう、
おとうさんへは算数を教えてくれてありがとう
おばあちゃんへは昔の智恵を教えてくれてありがとう
(そうかあ。そんなことを思ってくれていたんだなあ)
とほっこりしました。そして、
家族みんなに感謝する気持ちを
もってくれるなんて、娘も大きく
なったなあ、と感慨深く思いました。
ひととおり、読んだころを見計らって
妻はぽつりとつぶやきました。
「はじめは、おかあさんのことだけしか、
書いてなかったみたいだよ。
でも、先生から『おとうさんには感謝がないか、
おばあさんは?』って言われて
書いたみたい」と少し誇らしげに語って
あっちのほうに行ってしまいました…。
言っていい情報と
言っちゃいけない情報が
あるでしょ!
それは完全に
言っちゃいけないほうの
情報でしょ!!!
ほっこりした気持ちが一気に
覚めた瞬間でした。
長女に「手紙読んだよ、ありがとう」って
言ったとき、顔、引きつってなかったかな