(前回は>>>こちら。)


住宅展示会が終わった

月曜日の朝、出勤すると

普段から近寄りがたい施設長が

いつも以上に恐ろしいオーラを

発していました。


現場たたき上げの女施設長。

笑った顔をしても目は決して

笑っていない、そんな施設長でした。



すぐに呼びつけられました。

そして、「土曜日のこと、知ってる?」と。



私は何のことか、意味が分からず

「どうかしたんですか?」と

逆に質問してしまいました。



こういうことでした。



土曜日、午前10時。住宅展示場に、

こちらが出荷したはずの苗が届かない。



展示場に行っていた営業担当者が

心配になって私に電話を入れたのだが、

私は電話に出ない。



10時30分になっても苗が来ないので、

担当者は施設に戻って、ハウスにある苗を

ありったけ運んだ、と。



業者さんに頼んだ苗は午後1時になって

ようやく着いた、ということでした。



そんなことになっているとはつゆ知らず、

さりとて着信履歴も残っておらず、

私にとっては、まったくの

青天の霹靂(へきれき)、でした。



施設長には、金曜日の事情を話し、

指定時間を書いた控え伝票にも

目を通してもらいました。



そして、営業担当者に電話して

電話がつながらなかったことを

お詫びしました。

ただ、「着信履歴がなくて」と

事情も話しましたが。







ただ、それだけで済むわけありません。

うちの法人は、こういうことには

本当に厳しい姿勢で向かっていましたから。



「実際はどうだったか」。

「なぜ、こんなことになったか」。

「今後どうすべきか」。

総括会議が行われました。



一番の当事者だった私は、金曜日の

一連の話をして、自分の落ち度のない

ことを主張しました。

「主張した」といっても、怒られるのが

恐いので、顔色をみながら、ですが^^



でも、時間指定を確認したし、

伝票にも記載されていたことは

その証拠になります。



自分に落ち度があるとしたら、

「緊急時に電話がつながらなかった」

ということぐらいでしょうか。



それより、苗の準備で忙しいときに何軒も

運送業者をあたって、ようやく探し当てた

この努力を知って欲しい、とまで

当時は、考えていたかもしれません。





言葉を選びながら話を終えた私に

対して、施設長が口を開きました。





(つづく。)



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