この仕事は、よく「チームケア」と言います。チームを組んで、利用者さんのケアにあたる、ということです。


ケアのチーム、というと、医師、看護師、理学療法士、作業療法士、介護士、歯科衛生士、管理栄養士、福祉用具相談員etc.etc…いろいろな職種がチームを組んでケアにあたる、というものがあります。ちなみに、それらの職種の連携がスムーズに行くためにケアマネジャーは存在しています。


一方、こんなチームもあります。


デイサービスでは複数名の介護職員によるチーム。数十人規模のデイサービスで1人の介護職員が何から何までできませんから、連携を図りながら業務を行っています。

また、病棟の看護師さんなども24時間体制ですから、日勤→夜勤→日勤と連携して看護にあたっていますね。もちろん、夜勤のある老人ホームの介護職員さん達にも同じことが言えます。

また日勤中でも数人の介護職員さん、看護師さん達が連携して看護にあたっていますし、ヘルパーさんも今日訪問したヘルパーさんから明日訪問する予定のヘルパーさんに申し送りしたりしていますよね。


さて、今日は後者のほうのチームについて書こうと思うんですが、私は昔からこのことに引っかかっているんです。



どんなことに引っかかっているか、というと、やっていることはとても責任のかかる大事なことなのに、その責任の所在があいまいではないか、ということです。

チームという大勢の中に個人が埋もれる、というか、チームにすることで、職員一人ひとりの責任ある仕事というものがあいまいになってないだろうか、と。

もしかしたら、そのためにいい加減な仕事をしてしまっている人たちもいるんじゃないか、と。役割分担をして責任を持たしたら、もっと良い仕事をしてくれる人たちもいるんじゃないか、と。


役割分担して、「この仕事はあの人が責任者」ということになれば、もちろん負荷もかかりますが、その分、やり甲斐が生まれて、仕事に向かう姿勢も変わってくると思うんですけどね。だって、「自分がいなければ…」っていうことになったら、嫌でも頑張れるじゃないですか?



認知症のケアでも元気な高齢者の生きがい対策をするのでも同じことが言えると思います。

家庭内で役割を失って呆けてしまう人が、グループホームで他の人の面倒をみることになって活き活きしてきた、なんてこと、経験ありませんか?

人間の存在意義は“誰か(社会)に必要とされること”。これは認知症のお年寄りでも、私たち職業人でも同じことが言えるのではないでしょうか?

ともかく、この業界はチームで連携してやってくことが必要なんだと思いますけど、その中でも一人ひとりの責任がはっきりしていることって、とても大切だと思うんですよね。



どうして、そう思うようになったかというと、昔にこんなことがあったんです。


(例の如く、続く。)



最近、”続く”が多くてごめんなさい。

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