結婚式に特化したスピーチレッスン・マリアージュスピーチⓇ -29ページ目
ウェディング司会者として、
多くの新郎・新婦さんから
出会いのきっかけ、なれそめを
日々聞いています。

私がウェディング司会者を始めた
2008年は「合コン」での出会いが、
半数近くを占めていました。
これも時代なんですかね。
今では「合コン」というワードを
出会いのきっかけで聞く機会は
かなり少なくなりました。
それに代わって圧倒的に多いのが、
「アプリ」での出会い。
そこに最近多くなってきた
出会いが「結婚相談所」なんです。
それも20代の新郎・新婦さんで、
「結婚相談所」が出会いという方が
すっごく増えています。
ここぞとばかりに打合せの際に
「結婚相談所」へ登録された
経緯をちゃっかり聞いている私。
そこに至る経緯として、
「アプリ」をやってみたけれど
意外と非効率だと感じる方も
多いんです。

・写真と実際の見た目が違う
・サクラに遭遇した
・結婚を意識していない人が混じっている
・アプリでは本当に合う人に
巡り合えなくて、
時間ばかり過ぎていった
これらは実際に「アプリ」で
結婚相手を探していた
新郎・新婦さんから
聞かせてもらったお声です。
そんな経緯もあって
「結婚相談所」で
結婚相手を探し始めた
新郎・新婦さん。
さらにびっくりするのは、
出会ってから1年以内に
入籍をされていること。
最近知りましたが、これ
「タイパ婚」とも言われている
らしいです・・・。
・結婚に対して明確な理想を持っている
・仕事が忙しくて婚活に時間が避けない
・効率を重視したい
こういう思いを持っている人には、
「結婚相談所」でお相手を探して
割とササっと結婚に至っているようです。
結婚、さらにはそのお披露目となる
結婚式をする人が少なくなっている
とも言われる昨今。
とはいえ、結婚や結婚式をする人が
ゼロではないので、
私のような仕事に携わる者が
働けているのも事実。
時代と共に出会いの傾向の変化を
垣間見ることができて、
とっても興味深いです。
ということで今日は、
最近の出会いの傾向について
綴ってみました。
本日も結びまでお読みいただき
ありがとうございます。


ゲストに撮影してもらった写真を
共有することでできる演出。
それが
【フォトコンテスト】
いまやほとんどの方がスマホを持っているので、
結婚式当日もなんだかんだとスマホでたくさん
写真を撮影してくれています。

その写真をLINE(Gooleフォト)などで
共有してもらって、
その中から新郎・新婦さんが
何枚かのベストショットを選びます。
いくつかの賞を決めておいて、
共有してもらった写真から選出し
披露宴中に発表、景品を贈呈する、
こんな流れです。
先日司会を担当した披露宴で
このフォトコンテストをした
新郎・新婦さん。
こんな賞を設けました。
・The Wedding賞
「これぞ結婚式!」
という王道な写真
・スマイル賞
ゲストの表情を撮影した写真
・いただきます賞
料理を素敵に撮影した写真
・映えちゃってるで賞
会場装花やウェルカムスペースを
撮影した写真
・ムービー賞
音楽や演出などを撮影した動画
中座中にゲストから共有してもらった
写真や動画の中から、賞にふさわしいと思う
物を選定した新郎・新婦さん。
景品は3,000円相当のギフトカード
(スタバやサーティワンなど)を
用意されていました。

最近やる方が増えている、
このフォトコンテスト。
ゲストに準備の負担をかけずに、
参加型演出で盛り上がりたい!
という新郎・新婦さんにとっては、
すごくいい演出なんです。
実際に共有された写真を拝見すると、
プロカメラマンとはまた違った視点で
ゲストならではのアングルからの写真や
動画も数多く共有してくれています。
新郎・新婦さんのみならず、
ゲストにとってもいい思い出の
共有方法になっている
そんな気がしましたよ!
当日参加型で余興としても楽しめる
フォトコンテスト。
密かにおススメな演出です!
本日も結びまでお読みいただき
ありがとうございます。


あなたは【スピーチ】って聞くと、
どんなイメージが頭に浮かびますか???

【緊張する】
そんなイメージが、すぐに浮かぶ方
多いんじゃないでしょうか?
実際に私がスピーチレッスンをする際に、
「緊張をどう和らげたらいいのかわかりません」
と話してくれる受講生さんもとても多いんですよ。
緊張しない方法、それは・・・
準備と練習です!!!
あっっ、魔法のような緊張しない方法を
想像しちゃった方、ご期待に添えず
ごめんなさ~い(笑)
そもそも、
特にスピーチにおいての緊張は、
圧倒的な準備不足と練習不足
から引き起こされていると言っても
過言ではないんです。
よっぽどスピーチ慣れしている人ならともかく、
緊張する場面って、
「具体的にどう振る舞っていいかがわからない」
ってことよくありませんか???
ただでさえ、スピーチするなんて機会は、
普通に日常を送っていたら
めったにある機会じゃないですよね。
結婚式でガチガチに緊張しながら
スピーチに臨む方々を間近で見ていて、
つくづく感じるのが、
緊張する大きな要因が
「どう振る舞っていいかわからない」
からきているんじゃないかと、
私は感じているんです~。
・立ち位置
・お辞儀のタイミング
・マイクの持ち方
・手の置く位置
・姿勢
・目線
・話し始めの間の取り方
・話すスピード
などなど・・・。
でも、↑これを魔法のように
解決できる策こそが、
準備と練習なんです!!!
・スピーチで成功している
イメージを固められるまで、
スピーチ原稿を作りこむ
準備
・スピーチの状況を想定して、
立ち居振る舞い、目線、話し方を
何度も何度も繰り返して
練習
もちろん準備と練習を積み重ねても、
緊張が完全になくなることは
残念ながらないかもしれません。
でも、準備と練習に時間と手間をかけた
その事実は絶対に裏切らないんですよ!
私はどんなに慣れた環境であっても、
いまだに緊張しながらマイクを握っています(笑)

でも、そんな緊張感を受け入れることが
できているのは、当日に向けての準備と、
どんなことが起こっても対応できることを
想定した練習を地味にコツコツしているから
なのかもしれません。
緊張はなくならないとしても
準備と練習次第で、
「緊張を和らげたりコントロールできる!」
と私は強く強く実感しています。

結婚式に特化したスピーチレッスンを
やっていきたいと思ったのは、
「緊張を味方にする準備と練習を
ご縁のある方に直接お伝えしたい!」
その一念からだったんだぁ~と、
今日の記事を綴っていて気付いちゃいました。
本日も結びまでお読みいただいて
ありがとうございます。


時折新婦さんからお願いされるのが、
【手紙の代読】です。

・感謝は伝えたいけれど、
泣かずに手紙を読める
自信がない
・「手紙は読まないで!」
とあらかじめ両親から
念を押されている
・当日感情がどんな風になるのか
想像できない
(大泣きしそう)
こういったことを懸念した
新婦さんから依頼されることが
多いんです。
私が手紙の代読を依頼された時、
一番気を付けている大切なこと。
それは・・・
「フラットに読むこと」

生まれてから今日までのことを
振り返りながら綴る手紙。
否が応でも新婦さんの想いが
文章に込められまくっています。
それを聞くゲストにとって、
読み手となる司会者の余計な
抑揚や感情を込めた読み方は
邪魔でしかない!
色んな考え方があるかもしれませんが、
少なくとも私はそう考えています。
とはいえ私自身も感情のある人間。
何度か下読みをして披露宴本番で
代読しても、
胸がギューッと締め付けられるような
一文があったり、
感情がグワッと持っていかれそうに
なる瞬間もあります。
でもそこは冷静にと思いながら、
一歩引いた感覚で代読するように
しているんです。
先日手紙の代読を依頼してくれた
新婦さん。
披露宴後にこんなメールをいただきました。
「迷って悩んだ手紙。
自分で読まなくて良かったです。
思い切って塩沼さんに代読をお願いした
自分を褒めてしまいました(笑)
塩沼さんの声を通して自分の想いを
再認識できたし、
両親へ伝えたいと思ったことを
しっかり届けられました」
私が普段心がけていることが、
少なからずお役に立てて安堵したのは
言うまでもありません。
これから結婚式をする予定の
新婦さん。
ご自身で手紙を読めれば
それが一番ベストですが、
もし読めるかどうか心配であれば
是非とも司会者に代読を依頼して
みてくださいね。
本日も結びまでお読みいただき
ありがとうございます。


先日、新郎さんの上司の
【お辞儀】に
一瞬にして心を掴まれました。

司会者から名前の紹介をされて、
ゆっくりとマイクの前に移動。
この方、立ち位置についてから
すぐに話し始めませんでした。
新郎・新婦さんそして会場に
ゆっくりと視線を合わせてから、
ゆったりと頭を下げたんです。
まさに、
お辞儀に心がこもっていたんです!
披露宴でのスピーチとなると
結構な確率で皆さん緊張しているので、
意外とお辞儀が適当になったり
おざなりになりがちなんです。
よく見るのは・・・
・動きが止まらずにちょこんと頭だけ下げる
・話の途中で頭を下げる
(話とお辞儀のメリハリがない状態)
こういうお辞儀をする方、多いんです。
お辞儀は目の前の人に対して
敬意を表す最初の動きです。
そのお辞儀が適当に見えてしまうと、
どんなにいい話をしたとしても
印象はそこまでよくならないですよね。
目の前の人に対して敬意を表す
美しく心を掴むお辞儀にするための
一番のポイント。
それは『手の動き』だと見ていて
気付いたんです。
へたに手を組んだりせずに、
自然に体側に腕をつけている状態から
ゆっくり頭を下げていきます。
すると手が自然に太腿の前に
滑り落ちてきますよね。
そこでお辞儀を一旦止めると、
すごくきれいな角度になります。
身体の動きも自然なため、
お辞儀という行為に自然と
心がこもります。
ブラックタイのタキシードを
颯爽と着こなしていた新郎さんの上司。
お辞儀で心を掴まれ、
さらにはスピーチもご自身の言葉で
お祝いの気持ちを話されていて、
とんでもなく好印象でした!

私も仕事柄人までお辞儀をする機会が
とっても多いので、
一瞬にして心を掴まれるお辞儀は
勉強になると同時にすごく刺激を受けました。
人は年齢を重ねていけばいくほど、
内面が言動・所作に自然と表れてきます。
男性・女性に関わらず、
美しい所作には人に対して最上級の
敬意を払うことのできるとんでもない力を
感じました。
ということで今日は、
私が一瞬で心を掴まれたお辞儀について
綴りました。
本日も結びまでお読みいただき
ありがとうございます。



