先日司会を担当した披露宴。
共に40代の新郎・新婦さんでした。
「絶対に結婚しない!」
と決めたわけでもなく、
仕事や自分自身のプライベートの時間を
充実させていたら、あっという間に
40代になったというおふたりでした。
だからこそ、
特に結婚式をしたいという希望は、
全くと言っていいほどなかったそう。
お互いの両親に結婚の挨拶に行った際、
共に我が子の「寝耳に水」の結婚を
ものすご~く喜んでくれました。
中でも新婦のお母様が、
「親孝行だと思って結婚式をしてほしい」
と強く強く懇願されたんだそうです。
「えっ、結婚式をすることが親孝行になるの?」
と新婦さんも一瞬思ったそうですが、
散々結婚のことを言われながらも
交わしながらここまできちゃったし・・・と、
一念発起!
両家の親族だけを招待した
アットホームな披露宴をすることにしました。
迎えた当日。
司会者としてお手伝いをしながら、
なんだか愛に溢れた素敵な空間に
ご一緒させてもらったことを
感じまくりました。
とにかくその場に集っている方が
心からふたりの結婚を喜んでいて、
何でもない瞬間にも嬉しくて
涙を流す人がいるほど。
時間はかかったけれど、
逢うべきタイミング出会ったからこそ
お祝いに駆けつけた人たちが
自然とそう感じたのかもしれませんね。
司会者としてお手伝いをする結婚式は、
どの空間も愛に溢れた幸せなものではありますが
今回は特にそのことを強く思ったんです。
本当に役得ですよね!
お開き後に、ゲストにご挨拶をしながら
新郎新婦さんが手渡していたプチギフト。
袋はオリジナルで用意されていて、
「やっとこさ結婚いたしました!」
と、あえてローマ字で印字されているのが
私的にはめちゃくちゃツボでした。
そして誰よりも結婚式を懇願していた
新婦さんのお母様。
こころから嬉しそうにされていたのが
本当に印象的でした。
前日新婦さんの自宅に泊まっていた際、
楽しい夢でも見ていたのか
寝ながら声をあげて笑っていたそうで、
それを見てお兄様は
「妹が結婚式をしたことは
親孝行になってるんだな」
と実感したそうです。
親孝行の結婚式。
とても幸せに満ちた空間でした。
本日も結びまでお読みいただき
ありがとうございます。