昨日司会をさせていただた披露宴。
新郎新婦さんの希望する披露宴は、
「カラオケ大会」を盛り込みたい!
ということ。
その他にも、新郎新婦さんの入場
というシーンを作らず、開宴前に
さりげなく会場に入り、主賓の方に
ご挨拶をしながらメインテーブルに
着きたいというご希望もありました。
さらには、お二人がメインテーブルに
着いた後、オープニングの映像を上映し、
映像が結んだ後はそのまま新郎さんが
ウェルカムスピーチ。
ウェルカムスピーチの結びに、
「ここからの進行は司会の塩沼さんに
お願いします」と引き継がれて、
そこから司会者の私が進行するという、
これまでに経験したことがない
披露宴のスタートでした。
打合せでそんな明確な希望を伺い、
さらにはその後も細かく進行の変更点を
共有しながら、当日までの準備を
共にしてきた新郎新婦さんでした。
いざスタートした披露宴。
ゲストの皆さんも新郎新婦さんの
入場シーンのない披露宴の開始に
少しどよめきつつも、
これも二人らしい披露宴だと
すぐに受け止めてくれていたようです。
そしてお二人が一番希望し、
楽しみにされていた「カラオケ大会」。
ただやみくもに好き勝手に歌うという
ことではなく、あらかじめ歌う方、
歌う曲もしっかりと決めてくださって
いたので、スムーズに進行もでき、
かつゲストも大盛り上がり。
その他にも、新婦さんの弟様の
プロ級の腕前のサックス演奏や、
披露宴結びのシーンでは、
新郎さんのピアノ演奏。
さらには4名のお祝いのスピーチ。
披露宴内にお色直しもなく、
開宴からお開きまで、ずっとゲストと
同じ空間で時間を過ごしたいという
希望もしっかりと叶えていました。
「ゲストと、音楽を通じて形式にとらわれず
カジュアルに楽しみたい!」
という当初からの希望が形になった披露宴。
お開き後、新郎新婦さんから
「イレギュラーなお願いばかりだったのに、
完成度・満足度120%にしてもらえました。
ありがとうございます!」
と言っていただきホッとしました。
どれだけ司会としてお手伝いをしても、
一つとして同じ披露宴は存在しないもの。
今回は真のオリジナリティとは
どういうことなのかを教えてもらえる、
私にとっても勉強になることだらけの
素敵な披露宴でした。