こんにちは。特に意識してないけど記事が月1ペースになりつつある爆走です。
今日もFoWのルール解説やっていきましょう。
本日の主役はこちら
はい、《キースの鳴き声》です。
特にいうことはない普通のテキストに見えるのですが、厄介なのが「リゾネイターの誘発能力」という部分。
実はこのカード、「リゾネイターを参照する場合、とくに領域の指定がないなら場のリゾネイターを参照する」というルールによって「場にいるリゾネイターから発生した誘発能力」を無効にします。
この「場のリゾネイターの誘発能力を無効にする」テキストと、とある誘発能力の組み合わせがめんどくさい裁定を繰り出します。
ここで問題!
次のうち、《キースの鳴き声》で無効にできるのはどちらでしょう?
1.《霧魂の龍》の[0]能力の「ターン終了時」の誘発
2.《六天の炎極 ウェルザー》の神技の「相手ターン終了時」の誘発
答えは1.《霧魂の龍》の能力です。
一見、《霧魂の龍》は場を離れた後に誘発するし、《六天の炎極 ウェルザー》は場に出た後に誘発するんだから、普通逆だろうと思います。ここが厄介なところ。
これらは「遅発誘発能力」と呼ばれる、「効果により作成される、後に訪れる事象を誘発条件とする誘発能力」です。
遅発誘発能力は、誘発時点でのカードではなく、その遅発誘発能力を作成する効果を持つカードを参照します。
今回の場合、「[0]能力をプレイした場の《霧魂の龍》」と、「神技をプレイした手札の《六天の炎極 ウェルザー》」を参照するため、場のリゾネイターである《霧魂の龍》の遅発誘発能力が無効にできるわけですね。
今回は以上となります。
ではまた次回。


