コロンバイン | メテロのブログ

コロンバイン

マリリン・マンソン

マリリン・マンソン

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%AA%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%82%BD%E3%83%B3


1999年 4月20日 コロンバイン高校銃乱射事件 が発生。加害者2人が、マンソンの影響を受けていたとされた。加害者自身の「マンソンのファンではない」との証言にもかかわらず、多くの保守派メディア は、彼の社会的影響を追及した。抗議集会が開かれたり、「マリリン・マンソンは、「恐怖」や「憎悪」、「自殺」や「死」を広めに来る」といった不条理な讒謗を受けたとりわけキリスト教 信者からの誹謗は強かった


この事件を扱ったドキュメンタリー映画『ボーリング・フォー・コロンバイン 』では、マイケル・ムーア 監督のインタビューを受けている。そのインタビューの中で彼は、現在のアメリカにおける病理、社会的な問題と銃との関係について的確な意見を述べ、そのショッキングなイメージに隠れていた彼の知的な部分が垣間見られ、話題を呼んだ




ボーリング・フォー・コロンバインより

http://www.nicovideo.jp/watch/sm3686531




ガキの頃、音楽は逃げ道だった

音楽だけは決め付けをしない


服装が悪いからとか言って

レコードは怒鳴らない


逆に肯定してくれる



あえて聞くとします

明日、マンソンを聴いた者は、全員暴力行為に走るかと


答えはノーです


では車の広告を見た人は、その車を買いますか?

何人かは買います (←つまり、マンソンの歌を聴いた何人かは犯罪をするという考え方)



なぜ、おれが攻撃されるのか

分かるよ


おれを犯人にすれば

簡単だからだ


つまり、おれは”恐怖”のシンボルってことさ


皆が恐れるものの象徴なんだ

言いたいことも言うしな



マンソンが、この町に来て、暴力や自殺やドラッグや、大量殺人を促すなら


私は言う

”戦いを覚悟しろ”と



MARILYN MANSON - The Fight Song

http://www.nicovideo.jp/watch/sm1351010



あの悲惨な事件には

副産物が2つある


娯楽における暴力と

銃規制の問題だ


この2つは秋の大統領選挙の争点と

うまく重なる



しかも人は忘れてる

大統領のスキャンダルや、よその国を爆撃してることを


そりゃ、おれは悪者さ

ロックを歌ってるからな


でも影響力は、どっちが強い?

おれは大統領の比じゃない




あの事件と同じ日

米軍がコソボで最大の爆撃を行ったのは?




ああ、知ってる

まったく皮肉だよ


大統領のせいで事件が起きたとは、誰も言わない



MARILYN MANSON - The Beautiful People

http://www.nicovideo.jp/watch/sm1374377



メディアの望む

恐怖の生産法と違うからだ




人は毎日、テレビのニュースを見て恐怖を詰め込まれる

エイズに洪水に殺人事件


パッとCMに切り替わって

”コルゲートを買え、息が臭いと嫌われる”

”ニキビ面だと女の子とヤレない”


まるで恐怖と消費の一大キャンペーンだ

米国経済の基盤は、それだと思う


恐怖を抱かせて

物を買わせる


突き詰めれば

そういうことさ



コロンバインの生徒や

あの町の人々に話すとしたら何と言う?



何もだ

黙って彼らの話を聞く


それが大事だ




マリリン・マンソン


コンサート 活動には非常に精力的で、大規模な仕掛けや趣向を凝らした演出を欠かさない。

紋章入りの真っ赤なたれ幕と黒焦げの星条旗の前で、ナチス さながらに壇上で歌い叫ぶ。


ファンには喜ばれるが、聖書 を破り捨てるなどの演出から、ライブ会場の前にてキリスト教の団体の抗議 デモが見られることが珍しくない。また、ヨーロッパ でのツアーでは豚の血を会場に撒くなどの過激な演出でマスコミ からもバッシングされた。


聖書を破るマンソン ステージ上で、聖書を破くマンソン。


マンソンが聖書を破り捨てたのは、演出で面白おかしくする意味だけじゃなかったと俺は思ってる。

自分たちがモラル(良識)だと言う人間たちは、コロンバインの件で、マンソンにも責任があるとして、彼を攻撃し、活動を妨害した。


モラル(道徳)や常識や不謹慎という言葉を使い、マンソンを攻撃した人間は多い。

しかし、コロンバインの件で、彼に責任があると筋道立てて、説明できる人間はいなかった。


マンソンの歌を聴いた何人かは犯罪をするという考え方で、モラルを謳う人間たちがいる。

モラル(道徳・良識)という言葉を使う人間たちが、社会的に認められる立場の人間(政治家・宗教家)であったから、人々はマンソンを糾弾することがモラルだと信じてしまった。


集団は過ちを犯しても責任をとらない。


正しいことをしたつもりで、過ちを犯したこと気づいても、責任を取らない数の暴力へのメッセージとして、言葉だけで説明さえ出来ない安っぽいモラルを振りかざして他人を攻撃する人間たちへの皮肉のために、マンソンは聖書(道徳・良識)を破いてみせたんではなかろうか。




Marilyn Manson - Disposable Teens

http://www.nicovideo.jp/watch/sm3187788



しかしマンソン自身は、単なるキリスト教批判ではないと主張している。

「Disposable Teens」という曲の中で「俺は本当の神を憎んだことは一度も無いが、人々が信じる神は大嫌いだ)」と歌っているのはその一例。


また、『Holy Wood : In the Shadow of the Valley of Death』の発表や、その後の「Guns, God, Government Tour」では政府、銃問題に加え、アメリカに蔓延する狂信的なキリスト教原理主義 に対する反抗をテーマとした



でも彼らは、自分たちが正しいことを説明ができないのに、人を攻撃するんだよ。

自分たちが正しいからという理由にならない理由でね。


マリリン・マンソンの、モブシーンで〆。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm1640696