切らない治療はいいのだろうか? | こいずみ形成クリニック院長の非吸収異物・アクアミド・アクアフィリング。成長因子の注入の危険性について綴ります

こいずみ形成クリニック院長の非吸収異物・アクアミド・アクアフィリング。成長因子の注入の危険性について綴ります

名古屋で形成外科・美容外科・美容皮膚科の院長のブログです。
診療で気付かされたこと、勉強になったこと、友人からの質問などなどを書いていきます。特にアクアミドなどの非吸収性注入物の問題について書いていきます

ここ数年 切らない治療 つまりダウンタイムを少なくして

効果を出す治療の患者さんが非常に多くなっています

タルミに対しては レーザーの性能が格段に良くなり

1年程度の持続とはいうものの 患者さん自身もすごいと

感じるぐらいの効果を出すことができる ウルトラセル

ガッツリ切るフェイスリフトより効果が少なく、持続も短いですが

どうも切るといきなり変わりすぎ

等という方もいらっしゃいます。

ただ、なんでも切らない方がいいかというとそういう事はありません

やはり切開して根本的に治すことが大事な疾患もあります。

タルミなどは、いくらフェイスリフトをしても、5年10年経過すると戻ってきます。


で、自分自身が切らない治療は8割以上がまやかしと思っているので

そういった雰囲気が伝わるのか、切らない●●を受けたけど

戻った  という相談が非常に多いです

戻る治療はそれだけ安全と患者さんには説明していますが

「この治療も切らずに治すの????」

と思う治療はあります。

切らない眼瞼下垂は ミューラー筋に傷をつけるので

行わないことにしましたが、それは眼瞼痙攣の原因になるからです。

もちろんならない症例の方が多いのですが、なってしまうと

その患者さんの苦しみは、非常に大きいです。

切開して腱膜固定をすれば何の問題もないことなのですが、腫れて

しまうので敬遠する人が多いです。


そして 先日 切らない陥没乳頭の治療を受けた患者さんが相談に来られました。

当然のごとく(自分ではそう思っている)陥没状態でしたが。

今度、切って治します。

切らない小鼻縮小 これも戻ります。


当然です。傷がほとんどないのだけがメリットです。

切らない治療は、意外とお高くてびっくりですが

高いので 患者さんも長く続く、効果が高いと勘違いするのかもしれません年